ディスクリート 回路。 横濱音羽製作所 ディスクリートアンプとは?

LH0032ディスクリートアンプ基板

ディスクリート 回路

自前測定です。 ここの記事では耳で聞いた音質について書きたいと思います。 Philewebでも以前書いたのですが、同じ内容に色々と 追記したので改めてまとめておきたいと思います。 ディスクリート>ICという説について よく見かけるディスクリートとICは音が違うという意見ですが、実験結果から言えば私自身はこれは一部の例外(THS4631とか)を除けば正しいと思います。 まず一番大きな差は音の分離、見通しの良さです。 これはそのアンプの測定値にかかわらずICとディスクリートの間には超えられない違いがあると感じました。 高特性のICを使用すると高域がなめらかで綺麗になり、特性が悪いものはザラッとした質感になっていきますが、それは特性による音質差であって、それ以外の部分、聴感上の分離の良さ=ディスクリートの良さはそういったTHD、IMD特性とは全く別の要素に関係しているとしか思えません。 なぜなら現実には 悪い測定値のディスクリートであっても、より良い測定値を持つICより、音の分離だけは良いのです。 もう一つ不思議なのが同じような特性、設計のICでもそれぞれに全く異なる音質的な個体差、個性が特性とは別の次元で存在することです。 詳細は書きにくいですが主観のみで言えば、OPA604は中域が盛り上がっているように聞こえること、LTシリーズは総じてドンシャリ気味で固い音質傾向、LM6171はハイ上がり気味、LME49710は軽やかな音、LM4562はLME49720よりもわずかに暗い、OPA627とMUSESは高域にかすれたような色がつく、LME49990は中高域の分離が良い、AD797はLME49990と特性が似ているが分離は悪くぜんぜん違う音、というような具合です。 これらの傾向はそれぞれの測定結果とはあまり関連性がありません。 測定によって変わる音質傾向ももちろん別軸で存在していますが、それ以外に音質的個性が存在する。 この2つの異なる軸の音質傾向が同居して初めてそれぞれのオペアンプの音が出来上がっているというように私には聞こえます。 測定特性と関係のないオペアンプの音質的個性はアンプに使った場合だけにとどまらず、レギュレータのエラー訂正アンプに使用した場合であっても、全く同じような音色が乗ります。 アンプとレギュレータそれぞれに求められる特性は違うはずですが、出てくる音色にはオペアンプ個体の共通点があります。 これも理論的にはなかなか説明がしにくい部分です。 ではどこからオペアンプICの音質的個性が出てくるのか? はっきりしたことは言えないのですが一つ経験からの仮説があります。 それは 半導体の不完全さです。 半導体は絶縁や配線抵抗がディスクリートアンプと比べて不完全な為、半導体内部では非常に微弱ながら電気的に影響を与え合っているという話です。 現実に が音質に影響をあたえるのがオーディオの世界です。 また や からも、半導体の絶縁限界が音質に与える影響というものが存在することは十分に考えられます。 例えばオペアンプの内部配線は半導体ですが、これは電源ケーブルやラインケーブルをシリコン製にしたらどうなるのかという例と同じだと思うのです。 オーディオ・マニア的視点からしたら十分に音は変わりそうですよね。 同じ銅線でも純度や構造で音が変わります。 銀と銅ではどうでしょう?材質や構造で音が変わるということはケーブルでは一般的な現象です。 なのでオペアンプの音質的個性とはこのようなところからやってくるのだと思います。 それは 製造プロセス、回路の引き回し方、半導体の絶縁限界によって作られるのではないかということです。 ここで新日本無線のMUSESの謳い文句を引用したいと思います。 従来では音質向上を実現する際の障壁になっていた、材料・チップサイズ・生産性• 技術志向の方になるほどMUSESの評価は低く、とにかく特性が劣っていることを殊更に主張しがちですが、実は音質への対策という意味では特性面の音質への影響はもちろん、見えない音質要因への対策もするべきだと思うのです。 技術者としては特性至上主義でいいと思うのですが、オーディオは特性だけで測りきれない異なる側面もあるのではないでしょうか。 そういう意味では新日本無線のような「既に必要十分な特性を持つICオペアンプに対してより特別な音質的アプローチ」をする会社があっても良いと思いますし、オーディオの観点では必ずしも間違ってはいないと思うのです。 事実MUSESの音は普通のICオペアンプよりも優れています。 技術的には行き着いているとも思われるオーディオが現在でも趣味として支持されるのはこの点にあるのではないでしょうか。 実は行き着いていない未知の領域があるわけです。 ただほとんどの方にとってそれは必要とされていないだけでしょう。 現代の科学でわかっている範囲がこの世の全てで絶対であって、それ以外の現象はこの世界には存在しないと断言するのは少し早計のような気がします。 この世界にはまだわかっていないことがたくさんあります。 ディスクリートに近い音を持つICオペアンプ ではICでディスクリートを超える、またはディスクリートに近い個体があるかどうかですが、まずは音質が良くて使い勝手も良いオペアンプを紹介しておきたいと思います。 ここで紹介するOPA627、LME49990、MUSESシリーズ。 これらはディスクリートアンプには及びませんが平凡なICとは明らかに違う分離の良さを持っていると感じています。 ・BurrBrown OPA627 オーディオでこのオペアンプが有名になった理由はそのスペックよりも、平均的なICを超える分離の良さを備えていることが重要な特徴だったのではと思います。 LME49990とMUSESが登場するまでは唯一の「ICを超えるオーディオIC」だったのではないかと推測します。 また測定ではない聴感での帯域バランスもよく、高域に適度に化粧をする独特のカラーもオーディオ用として魅力的と思います。 安定性が高く非常に発振しにくいのも良い点です。 ・ナショセミ(TI) LME49990 ほとんどの帯域でOPA627とMUSESを超える分離を見せます。 ベース、バスドラムの帯域を除く、 中高域ではディスクリートに匹敵する脅威の分解能を持っています。 高域は高特性ゆえの滑らかさと分離を兼ね備えており文句はないのですが、低域だけはなぜかIC並に見通しが悪く、帯域ごとの音質差が激しすぎます。 ベースとバスドラムに集中してディスクリートと比較したらすぐに分かる差だと思います。 ぱっと聴きはすごく良いのですが、長く使うにはオーディオ用としてはバランスが悪いかもしれません。 このなかでは発振安定性はやや落ちるので回路によっては簡単に発振してしまいます。 ネットでよく熱がすごいって見るのですが安定していれば本来はそんなに熱でません。 熱でてるなら発振していると思います。 スペックや特性で代わりになるようなものが殆ど無いにもかかわらず無くなってしまうというのは残念です。 AD797は高いしゲインの制約も厳しいです。 肝心の音質も全然違います。 あとはOPA1611もLME49990より高いし音質も若干落ちます。 ということで結局LME49990は今でもローノイズかつ高音質が必要な用途でよく使いますので10年分まとめ買いしました。 これを多用している方は今のうちに確保しておいたほうがいいです。 ・MUSESシリーズ このシリーズは測定での特性の悪さと売り文句とのギャップがあり、あまり評判がよくないように思えます。 しかし真価は測定値ではなくその音色、音の分離にあるように感じました。 音色はOPA627のようなオーディオ的なほどよい癖をもち、 分離はOPA627を超えていると思いました。 もちろんディスクリートには及びませんが平凡なICとは明らかに違う音に仕上がっています。 LME49990のような帯域ごとに変わってしまう癖もありません。 国産メーカーでMUSESが大きく採用されているのはこのように音質が優れているからでしょう。 オーディオ用としてはOPA627の後継として良好な位置づけです。 これも安定性は高いので使いやすいです。 ディスクリートオペアンプの個性 ディスクリートオペアンプのもう一つの特徴は強い個性を出すことができる点だと思います。 自前測定で上げた3種類はどれも全く違う音色を持っています。 通常のICは特性以外の音色等に着目して作られていないはずですから、音の個性という意味ではICごとに音色の変化はあるものの明確なメッセージ性には乏しいと感じます。 逆にディスクリートであれば、人間が十分な吟味を重ねた設計であればあるほど製作者の音楽の個性や好みがそこに強く反映されているはずです。 細部まで個性を反映することのできるディスクリートオペアンプのもつ表現の豊かさはオーディオを面白くしている要素だと思います。 では測定にも使用したディスクリートオペアンプの音色について感じたことを書いてみます。 ・DiscreteA(DEXA NewClassD) 一言で言うならばみずみずしい音。 低域は豊かで高域には強めの色が乗り、全体的にメリハリのある音楽的な印象。 決して高特性ではないが、音楽表現のための個性が強く乗りトータルではうまく聞かせている。 特に一般ボーカル曲、ジャズ、アコースティック全般、好みによってはEDM系も。 音数が多すぎず帯域レンジが広めの曲が向いていると感じた。 音数の多い楽曲(フルオーケストラ等)はやや雑味のある表現に聞こえる。 レコーディング用のマイクプリアンプやADに使用したら良い機材になりそう。 ・DiscreteB(Fidelix) DiscreteAより全体的に主張がおとなしく控えめで地味に聞こえる。 高域は優しく中域がふくよか。 低域はやや弱い。 帯域バランスは中域よりでレンジは狭めに感じる。 基本的には真面目でありながらも、そよ風のような雰囲気を伴っている。 音数が少なめでやさしくおとなしい表現(激しくないクラシック、アカペラボーカル、スローテンポ小編成アコースティック等)が向いているのでは。 レンジが広かったりアタックが強めの表現は苦手そう。 ・自作Discrete 見た目はDexaのオペアンプの影響を受けていますが設計は自前です。 上記ディスクリートオペアンプ以外の個性を持つ、分離がよくて高域がなめらかなものが欲しかったので作りました。 上記2つのディスクリートとも、ICとも全く違う音質です。 以前Philewebで書いた記事では音質評価を書いていませんでしたがここでは書いてみたいとおもいます。 これは癖が少なくとにかく分離重視で、クリアでハイスピードでキレのあるタイプです。 この3つのなかでは音数が多い時に一番精細に描写できるのはこれです。 低音は量感よりも細身で下まで伸びます。 傾向は高特性のICオペアンプに似ている部分もありますがディスクリートなので分離はこちらのほうが上です。 ・Burson Audio 追記です。 友人が持っていたので比較しました。 これは残念ながらこの中では最も分離が悪くICに近い音質です。 これはアナログの温かみと表現したら良いのかもしれませんが正直これならMUSESとそれほど変わりはないかもしれません。 ディスクリートだから良いと断言できないのはこのオペアンプが初です。 唯一これだけリード部品で構成されているのでリードインダクタンスの影響で高周波特性に問題があるのでしょうか?多分高音質なパーツを集めて作ったのでしょうけれども良い方向に作用していないと思います。 または音質志向そのものが異なるのかもしれません。 個人的には同じような方向性を目指していると思われるアナログ的な質感の良さとディスクリートの分離の良さを兼ね備えているのはDEXAのオペアンプだと思います。 ディスクリートを超える?ICオペアンプ 最後に、ディスクリートを超えるICオペアンプについてです。 以前はこのようなものは無いのではないかと思っていたのですが、探せばあるもので実際にリスニングでテストした有力候補をいくつか上げておきたいと思います。 このあたりのICの使いこなしを身につけてしまえばもうディスクリートアンプなんて不要なんじゃないかと思います。 ですが難点はこれらは発振しやすくなかなか使いにくいことです。 既存の回路でオペアンプだけ差し替える用途だとまずまともに動きません。 自前での改造は必須です。 発見した高速アンプの使いこなしのポイントやテクニックは後でまとめてあります。 ・THS4631 下のリンク先(trieste)で紹介されていたものです。 上記のICオペアンプ類とはちょっと格が違ったので別項目で紹介したいと思います。 発振安定性が非常に低いため発振せずに使える回路が限られているのが最大の欠点ですが、なんと自前のディスクリートアンプより良いです。 自作のプリアンプの出力回路で安定したので色々と比較をしたのですが、何度聞いてもTHS4631のほうが優れています。 一つディスクリートオペアンプ側の優位性があるとしたら、どんな回路でも内部設計変更で発振安定性を確保しつつこれに近い音質を確保できることでしょうか。 THS4631の音質の主な特徴はとにかく濁りがないところ、ICは大抵中低域に濁りがあって見通しが悪い、モコモコして不明瞭なことが多いのですがこれはその濁りがありません。 低域はキレと量を両立してますし、高域もかなり引き締まっています。 でもこれは高域は電源が悪いとキツイ音になりそうです。 高音が明瞭なのに低音は決して薄くならず歯切れよく下に伸びておりかなり気持ち良い音です。 これは凄い。 文句をつけるのは価格と安定性くらいです。 価格は一個1000円なので大量に使おうと思うと厳しいです。 ちなみに今までこれに近い高速タイプのICで試したものといえばAD829、LT1222、LT1357、LT1363、LM6171等ありますがこれらはそこまで圧倒的な音質は持っていませんでした。 特にディスクリートよりも上回るようなことは決してありませんでした。 なのでディスクリートを上回る理由はTHS4631が持っているスペック以外の個体差要因と思われます。 注意点としては、THS4631は安定しない回路で使うと音質が大幅に劣化してしまうことです。 発振状態で無理やり比較したところLME49990以下の音質でした。 特に低音がスカスカになります。 このあたり回路によって音の傾向は異なるかもしれませんが、ちゃんと安定させて使わないとまともな音質にならない点は注意です。 もう一つ気づいたことはTHS4631にLME49600バッファを経由(安定させるにはZobel以外のテクが必要です)して使うと音質が落ちます。 原因は不明ですが、同じバッファ経由の条件でLME49990と比較した場合に両者の音質差がかなり縮まって似たような音質になってしまいます。 ということでTHS4631は非常に些細な要因でこの高音質は保たれているようです。 その要因が何であるのかは全くわかりませんが。 これはLME49600経由や発振状態の音に近いです。 もちろん発振しているわけじゃないのですがTHS4631は特定条件下でのみ高音質を発揮する可能性が高まっています。 共通点としては電流量でしょうか。 負荷を直接出力につないでいるときは音質は最高ですが、負荷との間にアンプやバッファを挟むと良さが出ないようです。 ということは電流を一定量消費しないと高音質にならないということかもしれません。 どのような条件でも最高音質にならないのは重要な点なので、最終結論ではないですが途中報告として書いておきたいと思います。 ・AD812、AD811 これらもほとんど全ての電圧帰還ICオペアンプよりも優れた音質を持ちます。 AD812はSAYAで推奨しているオペアンプですね。 いいもの選んでます。 ただしこれは完全な電流帰還アンプなのでよくある電圧帰還用の回路では安定して使えません。 ですがうまく工夫して使えばほとんどの電圧帰還オペアンプよりも優れています。 比較したのは高音質のもの限定で厳選した電圧帰還ICのLME49990、OPA627、MUSES8920、OPA1612(OPA211)等ですが、これらよりも 圧倒的に良いです。 音はTHS4631の印象と近いのですがTHS4631側の安定性の問題(発振していると音質が劣化する)で同じ条件で直接比較できないため、どちらが優れているかははっきりしません。 一点比較条件があって、LME49600バッファ経由で使った場合は同じ構成のLME49990に対してAD811が圧倒的な優位性がありました。 バッファ経由で劣化したTHS4631と比較してという条件ならばTHS4631よりAD811が明らかに上でしょう。 バッファなしの素の実力ではこのあたりは変わる可能性もありますが、このあたりは使い方次第で一長一短になると言えそうです。 高速アンプの発振対策の実例 文章だと説明が困難なので回路図を出します。 U1がよくある高速アンプだと思ってください。 U3がLME49600等のバッファです。 ディスクリートバッファでも構いません。 C3は非反転の場合ゲイン1までの抑圧効果しか無いため高速アンプでの発振止めとしては効果が弱いです。 なのでC3はオーバーシュートの調整とかにしか使えないと思ったほうがいいです。 例えばLME49990の場合であれば、この図のようになっていれば安定します。 定数をもう少し安定性に振ればヘッドフォンやイヤホンを接続しても発振しないでしょう。 C3はなくても大丈夫です。 普通のオーディオ用のオペアンプなら大抵はこれで問題ないでしょう。 でもAD829、AD811、THS4631等オーディオ用途から逸脱した高速アンプではこの回路では安定できません。 この図よりももっと難易度高くて差動合成回路にバッファを組み込んだ構成だった気がします。 もちろんバッファなしの単体ならば安定させることは難しくないのですが、このようにバッファが挿入されている場合はバッファのレイテンシの影響で前後回路のフィルタリングではなかなか安定させることは難しいです。 安定の方法は電圧帰還アンプと電流帰還アンプで変わります。 まず電圧帰還型、AD829やTHS4631などでこの回路を安定させる方法です。 C4を追加しました。 実は電圧帰還型はこれだけで安定します。 U1が差動合成の構成でもこれで安定出来ました。 ディスクリートオペアンプでは普通に使うテクですがICだと5532等でも使われているフィードフォワード補償っていうものだと思います。 高周波がこのC4を通るので安定します。 最初はU1とU3の間にCでGNDに落とす手法を考えたのですがこれでは発振を完全に止めることが出来ませんでした。 C4はシミュレーションでは余り効果が無いように見えますが実際に試してみるとかなり効果があります。 ただしTHS4631で試した限りバッファなしの状態に比べて音質が落ちるので注意してください。 次は電流帰還型アンプで安定させる方法です。 R3を撤去してフェライトビーズを入れます。 これだけでバッファを使っても安定します。 しかもこの構成の利点はフェライトビーズはDCで抵抗が非常に低いため、オーディオ帯域では抵抗成分由来のノイズの発生がないことです。 電流帰還型はローノイズ性能で高速な選択肢が豊富ですし、さらにフェライトビーズによって抵抗ノイズの影響を排除しながら安定させることが可能なので高速かつローノイズにできます。 注意点としてはフェライトビーズと電流帰還型はシミュレーションではうまく動かないようで実測とシミュレーションの挙動がかなり異なります。 電流帰還型オペアンプを使う場合の注意:この回路はIV変換では使えません。 IVで帰還部がフェライトビーズだけという構成は明らかにダメです。 フェライトビーズのDC抵抗は0に近いからです。 また電圧帰還型で見られるNFB抵抗に並列で挿入する位相補償も電流帰還型では逆効果です。 小容量のCは高周波をバイパスさせるからです。 もしこの説明でよく分からないと感じるなら電流帰還型オペアンプを使うのはオススメできません。 参考になる比較サイト 上記以外にはLH0032も評判がよいですが、これは所持しておりません。 評判や中身を見るとあれはディスクリートの音、分離の良さが評価されているのではと思っています。 こちらのサイトではLH0032、LME49990、それ以外の比較もあるので、合わせてチェックしてもらえるとより参考になると思います。 自分の評価とは一部違う部分もありますが、評価の内容に違和感が少ないと感じています。 そのためLME49713も試していません。 まだまだ未知の良いアンプがある可能性は十分に残されています。 AD812等は出力部での比較は確かに良好でしたがTHS4631のDAC差動での使用結果から想像するとあらゆる箇所で高音質かどうかは電流帰還アンプであっても同様に疑問な点です。 現状では出力部に限定するなら高音質という話になっています。 ですがLMEシリーズは音が良い物も結構あるのでLME49713は今度パーツ購入の際に試してみたいところです。 半導体プロセスによって音質が変わる可能性は十分にあると思っています。 DiFETもOPA627の高音質に貢献していると思います。 オペアンプにJFETを入れる手法は追加によってゲインが増加する分単純に帰還量の分だけ歪とノイズ抑圧の効果は増えると思いますが、段数が増えることによって帰還の安定性の問題とJFET自体のノイズ&ゲイン性能によっては初段ノイズの影響でノイズがかえって増える可能性があるかと思われます。 自作のディスクリートアンプではJFETを使って最高のオペアンプと比較できるほどにローノイズにはできませんでした。 JFETで低ディストーションかつローノイズにするのはなかなか大変でした。 このあたりの試行錯誤はディスクリートアンプの実験ページに記載があります。 ハイインピーダンス入力時ならばJFETを挟むのは良さそうに思いますがオーディオ用で良さそうなのはアナログアンプの入力部くらいでしょうか。 あまり流通していないようなので結局入手困難ではありますが少なくとも選択肢が増えることは喜ばしいことだと思います。 ディスクリートは確かにシミュレーションほどの性能はでないです。 特に国内でよく見かける折り返し型の二段増幅回路は差動精度がないと全然ダメでしょう。 更に厳しいのがAD797型の回路方式で理論上は高性能に出来るはずですが実際に高性能にするのはかなり困難でした。 おすすめは二段目を差動折り返しにせず片側ダーリントンの二段増幅回路です。 これは差動精度にあまり依存せず大きなNFBゲインを確保できるので結果として選別なしでも安定した特性を出すことが出来るようです。 0001%をほぼクリアできます。 このディスクリートオペアンプはDACの自作で何十個も作って測定したので測定自体が間違ってない限り信頼できるデータです。 選別は趣味と割り切って楽しめればいいのですがDACで大量に使うとなるとなかなか大変ですので私は選別よりも設計で性能をカバーする思想のほうが好きです。 例えばDC特性はICには完敗なのでそこはDCサーボを使うものと割り切るのも大事でしょう。 雑音についてですがオペアンプは広帯域でしっかりNFBを掛けてノイズやひずみを抑圧しておいて、途中経路の要所でLPFを入れて不要な高周波ノイズを減らすことも一つの方法かと思います。 電流帰還アンプの良さを活かすならこういう方向でしょうか。 フィルタを入れると素子が増加して音質が悪化するという話もありますが、受動素子のフィルタならオペアンプと違って過渡特性はそこまで悪化しませんし、いろいろ試した感じだと個人的な価値観ではLPFを要所に入れる設計のほうが広帯域の雑音が減るせいかクリアに聞こえるように思います。 このあたり究極の過渡特性、ローノイズどちらを取るか最後は好みっていう話かもしれません。 yohine さま フィルターを入れて帯域を狭くすれば雑音は減って耳には心地良いのですが位相を崩さないようにするのは結構難しいですね。 「DACの音質差と他の音質変化要因」に書かれているようにDACのポストアナログ回路の方がボトルネックですね。 DAC自体も入力したデータを忠実に電圧や電流に変換するならどれも同じ信号が出るのが理想形だと思います。 最近はディスクリートで何か作るという事は滅多にしないのですが先日2%マッチングのデュアルトランジスタを買いました。 オペアンプも毎年どんどん増えていくので試してみますが決定版みたいな物はなかなか見つかりません。 DACの差動出力を完全差動パスで音にしたいのでTHS4131かLME49724あたりを試してみようと思っています。 DACのアナログフィルタはなかなか悩ましいです。 矩形波応答の実験で過渡応答重視のフィルタを作ったこともありますが、こうすると測定上の残留ノイズはどうしても増えます。 かといって測定限界までノイズを押しやる強めのフィルタ定数に設定すると矩形波が乱れてくるので、DAC素子の変調ノイズの残留量次第ではありますが時間領域と周波数領域のどちらも良い状態にするのはかなり困難のようです。 さしあたって現在のところですが、個人的にはよくあるDACのリファレンス回路よりも帯域外ノイズを少しだけ残して、その分矩形波応答を良くするほうが耳で聞いた感触は良さそうに思っています。 しかしこの辺りはどれが一番というものではなさそうですが。 少しオカルトじみた話になります。 yohineさんはopampを挿さないでお使いになったことはおありですか? 原因はよくわからいのですが、ほとんどのopampは基板でもソケットでも 構わないのですが挿して使うとぬけが悪くなる方向に音が変化します。 逆に、特性が悪くてハイ落ちになりやすいと言われている古典的なopampの4558なども挿さないで使うと高い方まで綺麗に伸びてくれます。 具体的にはICソケットに細ピンヘッダーを差し込み、opampの先端をヘッダーの先端に半田で点付けするだけです。 特にお勧めなのが、JRCのNJM5534です。 DACで使うのであればDでも十分です。 もっとも、そんなに高いものではないのでDDを使ったほうが精神衛生上良いかもしれません。 もちろん位相補正の22pfのコンデンサーは必ず取り付けます。 2回路入りを作る場合は、一旦足を全部平らに伸ばし瞬間接着剤で同じ向きに貼りあわせます。 1番ピン側の足を整形してピンヘッダーの頭に直接点付けし、残りは細めのエナメル線か裸銅線で配線します。 (もちろん22pfは取り付けます。 ) あとは普通にICソケットに差すだけです。 特性は浮遊容量などの影響で確実に悪くなっているはずですが、出てくる音は非常に良い方向に変化しているはずです。 そんなばかな、といった類の話なのですが、音は聴いてみないとわかりません。 moctさん 情報有り難うございます。 ここのページの比較時は確かにすべてソケットですが基板を起こすときはいつもSOPのオペアンプを使って直接ハンダ付けしています。 ただしユニバーサルでの比較実験と専用に起こした基板ではパターン設計が異なりますから、ソケット時よりハンダ付けのほうが音質が良くなったとしても、それだけ要因というよりパターンの違いによる音の変化のほうが大きいと思います。 なので基板直付の方が大抵音は良いのですが、それはソケットによる劣化のせいというだけではなく、パターン設計による音質差も無視できません。 おっしゃるような対策で音質が向上する理由としては、接点の解消と振動特性の変化などでしょうか。 どちらもSPケーブルとかコネクタの交換などでよくある話のように思います。 なのでそれがソケットであっても変化が全くないはずだとは言い切れないですね。 なのであまりオカルトだとは思いません。 SOPのように面でベタッと置くのではなく、DIPを使ってピンを伸ばし、さらにピンの上につけるというのは振動を増やす方向の変化だと思うので、最初の状態より音に色が乗る方向性のように思います。 そういう音質を好まれる場合はこれが音質向上と感じる可能性はあります。 ハイが上がってきらびやかな音になるという感じだと予想していますがどうでしょうか。 ちなみに5534シリーズはいくつか聞いたことがありますが当方の価値観ではこれがベストだとは思いませんでした。 確かにあまり癖のない無難な音なのですが、逆に郡を抜くような分離を見せるわけでもなかったように思います。 接点の改良によって良くなっているとしてもそれは他のオペアンプも同様の条件なので、もともとより優れたオペアンプの接点を強化するほうが更に有利だと思います。 このページで特筆していないオペアンプについてはすでにテストしてあるものであっても高評価ではなくて、他にOPA2604やOPA2134なども世間での評価は高いですが、こちらの評価ではそれほど良くはありませんでした。 RSS Feeds• 2020,06,26• 2020,06,24• 2020,06,24• 2020,06,23• 2020,06,23• 2020,06,23• 2020,06,22• 2020,06,22• 2020,06,19• 2020,06,19• 2020,06,18• 2020,06,17• 2020,06,17• 2020,06,15• 2020,06,09• 2020,06,07• 2020,06,05• 2020,05,31• 2020,05,28• 2020,05,25.

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オペアンプICとディスクリート回路: mugeek room

ディスクリート 回路

概要 オペアンプを使った差動合成基板を作ったので、一昔前にブームになったLH0032を載せたくなりました。 LH0032オペアンプは入手困難なので、回路をディスクリートで再現した基板を作ってみました。 1回路入りオペアンプと差し替えて使ってください。 電源電圧は、+ー12Vから25Vまでです。 Rev1. 1で、Rev1. 0の回路ミスを修正しました。 試聴してみましたが、LH0032に近い音が出ているように思えます。 頒布について ・LH0032ディスクリートアンプ基板 Rev1. 1 が500円 ・LH0032ディスクリートアンプ基板 Rev1. 0 が400円(回路ミス有り) 発送方法と送料は、になります。 希望される方は、私宛 yanaアットマークyanasoft. jp まで、題名「LH0032ディスクリートアンプ基板頒布希望」でメールをください。 メールには、希望する基板名と枚数、発送方法の指定、送り先 郵便番号、住所、お名前、電話番号 を記入してください。 こちらから返信メールで振込金額と振込先をお知らせします。 製作マニュアル ・ LH0032ディスクリートアンプ基板 Rev1. 1 の制作マニュアル Rev. 3 ・ LH0032ディスクリートアンプ基板 Rev1. 0 の制作マニュアル Rev. 2 回路図 ・ LH0032ディスクリートアンプ基板 Rev1. 1 の回路図 ・ LH0032ディスクリートアンプ基板 Rev1.

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ディスクリート構成のメリット

ディスクリート 回路

> 現在のアナログオーディオ回路技術では、最高のオペアンプの性能が最高のディスクリート回路を超えている これは間違いです。 例えば、「MCカートリッジ用ヘッドアンプ」を作る場合、重要なのは入力換算雑音。 それに対してディスクリート素子(FET) (40円) では、ドレイン電流1mAの動作で、最も低雑音のオペアンプとほぼ同等です。 これを複数並列動作させることはMCカートリッジの負荷としては全く問題なく、仮に10個並列なら雑音の少なさは、オペアンプの限界を約10dB上回ります。 さて、DA変換機器の場合については、 「ディスクリート素子を使っています」をうたい文句にしていますが、技術が低ければ、うたい文句とはうらはらに、性能が伴いません。 歪率に関しては、高い周波数成分を含むパルスに対する素直な応答を重視し、負帰還を抑えめに設計する良心的な設計では0. しかし後述のセトリングタイムを考えると適した設計となることがあります。 セトリングタイムは、デジタルの値が変化したとき、アナログの値が適切な値の近傍に収束する時間です。 この性能については、いわゆる「超低雑音、超低歪率オペアンプ」が必ずしも優れているわけではありません。 そして、セトリングタイムは、DA変換の機器の音質、性能にとても重要な要素です。 低歪率を得るために高帰還を掛けるオペアンプの場合には、リンギングが収束しにくく、収束を早めれば、周波数特性が落ちることになります。 出力段のアンプ部は、DA変換素子の出す信号で駆動されています。 セトリングタイムは、実は後段の回路ではなく、DA変換素子と後段の回路の組み合わせで考えなくてはなりません。 正弦波のときにはあまり目立たないのでカタログでは分かりにくいものです。 もっとも、重要な要素ではあっても、聴き分けられるかどうかとなると、私は自信を持てません。 専門的すぎて分かりにくいかと思います。 ごめんなさい。 ところで、回路自作が大好きな老人ですが、DACは、実は市販品を使っています。 前述のように大切なポイントは抑えていますが、部品を集めて作るととても効果になるだけでなく、高い周波数を扱い、早い応答が欲しいため、基板設計がとてもめんどくさくなるためです。 ASUS Xonar サウンドカードは私も使っています。 USB接続ではなく、PCI接続なので、応答が速く、ウィルスチェックソフトが同時に動いても息をついたりしません。 一般的に内蔵の方がノイズに弱いと言われていますが、完全なシールドがされているため、ノイズは僅少です。 性能の違いは、オペアンプかディスクリートかではなく、DA変換素子の方がずっと大きな影響です。 この素子は、新しい方が優れています。 32ビットまで対応しているというものは、実力は24ビットとほぼ同等。 それ以上分解能をあげても、熱雑音以下の問題となるため無意味です。 (続く).

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