うら ぴく。 推しのライブに行っただけなのに、他のリスナーがいきなり顔を見て悲鳴を上げられたんだけど。【うらたぬき/女主】

推しのライブに行っただけなのに、他のリスナーがいきなり顔を見て悲鳴を上げられたんだけど。【うらたぬき/女主】

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Contents• うらたぬきのプロフィール情報 まずは、うらたぬきのプロフィールから紹介していきます! 名前: うらたぬき 本名: 高橋 渉(たかはし わたる) 性別: 男性 年齢: 27歳 身長: 163cm 体重: 58kg 誕生日: 8月9日 血液型: A型 うらたぬきさんはニコニコ動画で人気の歌い手さんですが声優としても活動をされており、事務所はケンユウオフィスに準所属しています。 もともと「声優になりたい」という気持ちが強くあり、専門学校や養成所で何年も努力してきたようですね。 現在は声優として事務所に所属されており実際に活動もされております。 夢が叶ったというわけですね~素晴らしいことと思います。 出身地は埼玉県という情報を見かけたのですが東京都だとする意見もあり、一体どちらの情報が正しいのか悩みました。 しかし、ケンユウオフィスのホームページでうらたぬきさんのプロフィール欄に「出身地は埼玉県」とあったので、こちらは公式の情報となるので埼玉出身ということで間違いないでしょう。 身長と体重が私と同じで少し驚いたのですが、身長があまり高くないのはコンプレックスだそうでその気持ちはよくわかります…w 兄弟はお兄さんがいるそうで一緒に暮らしているようですね。 趣味はボクシングだそうですが柔道の経験もあるとか…!うらたぬきさんは武闘派な方なのかもしれません。 うらたぬきさんは「志麻さん」「あほの坂田さん」「センラさん」さん達と4人で「浦島坂田船」というユニットを組んでおり、ラジオ配信などをされています。 【関連記事】 うらたぬきさんがラジオの進行をとりまとめたりしている場面をみていると、うらたぬきさんの性格はしっかり者なんだなぁという印象を持ちますね。 sponsored link うらたぬきは顔出しをしている? うらたぬきさんは今でこそ声優の「高橋渉さん」であることがわかっており素顔もはっきりと知られています。 しかし、以前は動画を撮る際は口元を隠すなどして顔全体を出さないようにしていました。 去年の2016年5月2日に「浦島坂田船」のメンバー「うらたぬき」であることを公表し、その時に顔もはっきりとわかったわけですね。 ずっと伏せてきたこの事実を公表したわけは、既にうらたぬき=高橋渉ではないかという噂がファンの間に広まっていることと、声優として自分自身に自信が持ててきたことにあったようです。 かわいい系のイケメンさんですよねっ 女性人気が高いのもわかる気がします!これで更にあのイケボですからね… 身長・体重・年齢(ほぼ同じ)・血液型がうらたぬきさんと一致している私ですが、ビジュアル的な部分で圧倒的に負けていました…神様は残酷です。 うらたぬきの本業は声優?本名は高橋渉 うらたぬきさんは本名である「高橋渉」という名で声優としてのお仕事をされており、「虹色デイズ」などのアニメ作品に出演をしています。 同作品では「筧」の役だったようですね~演じているシーンの動画がありましたのでこちらに貼っておきます! 私は「虹色デイズ」を知らなかったのでこちらのアニメを観たことはなかったのですが、どうやら「三年生とぶつかって飛ばされて…もしかして頭打ったんじゃ?」と喋っているのがうらたぬきさんが演じているキャラクターのようですねっ アニメの他にもゲーム作品にも出演したことがあるそうで、そのゲームタイトルは「Need For Speed Most Wanted」 これは車のゲームなんですが私も遊んだことがあるタイトルだったのでびっくり! うらたぬきさんが担当した役は「Interceptor-2」だそうですが、Interceptorって何だったっけな…警察車両のことだったような…うろ覚えでごめんなさいw もちろん、「虹色デイズ」や「Need For Speed Most Wanted」といったアニメ・ゲーム以外にもドラマCDなどで出演している作品は多数ありますよっ sponsored link うらたぬきとA24の関係について 同じ歌い手である「A24さん」とうらたぬきさんは以前に「銀塊ラバーズ」というグループとして共に活動をしていました。 2017-07-09 00:25 銀塊ラバーズにはうらたぬきさんとA24さん以外にも「あほの坂田さん」「くろかぜさん」「し〜んさん」「くす魂さん」「ちゃげさん」というメンバーがおり、グループの人気は非常に高いものでした。 しかし後述する炎上事件がきっかけとなり二人の仲は悪化し「銀塊ラバーズ」は解散をしてしまったのです。 この時A24さんは、今後うらたぬきさんとは付き合わないという絶縁宣言ともとれる発表をしています。 うらたぬきさんとA24さんのお互いのファンが荒らしあうという事態に発展してしまったそうで、泥沼の状況と化したようです。 人気のあるグループであり応援しているファンの方も多かったでしょうから残念な出来事ですよね…。 人気者同士でグループを組むのってすごく良い作品が生まれますからもっと「銀塊ラバーズ」の活動を見ていたかったという人も多かったのではないかと思います。 最近ではうらたぬきさんとミュージシャンの「まふまふさん」と共同で制作している動画を拝見したのですが、こちらの歌とかすごく良いデュエットですよね~ついつい何度も聴いてしまいましたw 【関連記事】 うらたぬきに彼女はいる?噂の有無について… うらたぬきさんのファンの中には女性ファンも多く、Twitterではよく「結婚してほしい!」というリプが飛び交っているのを見かけましたw そこで気になるのが恋人はいるのかどうかってところなんですが、このつぶやきを見る限りでは、現在は彼女はいないような雰囲気です。 隠しているという可能性もなくはないと思いますが…w うらたぬきさんのイラストが描かれた抱き枕カバーがあるそうで、店頭にあと1つしか在庫がなかったというツイートも見かけましたし、こちらは大変人気なグッズです! 公式価格は3000円だそうですがオークションなどで出品されている同じ商品を見ると7000~15000円もしてる!? 希少価値ゆえに…というところでしょうか。 それは、うらたぬきさんが複数の自身のファンや女性配信者と、関係を持っているという噂が流れたことがきっかけでした。 この噂についてうらたぬきさん自身はブログで「そんな事実はない」と否定をしています。 結局のところ事実確認がされていない状態ではありましたが、これが銀塊ラバーズを解散させてしまった原因となってしまったことは寂しい限りですよね。 第三者からすると、本人が事実ではないと言っているのならそれを信じてあげればいいじゃないかとは思いますが「火のない所に煙は立たぬ」とも言いますし難しいところですよね…。 ヤフー知恵袋のほうに炎上した経緯の詳細がアップされていましたがこれを見るとたしかに「うーん…」という気持ちにもなりますね…。 ですがまぁ、これが完全に事実であるという確証はありませんから、鵜呑みにしてしまうのも良くないとは思います。 噂というものは事実と違う形で広まるというケースがほとんどですから、それを忘れてはいけませんね。 事実無根の炎上事件なんかも、この界隈には山のようにありますから・・・ 例えば、「ろん 炎上」とかが予測変換に出てくるのは理不尽すぎる一例です。 笑 【関連記事】 【関連記事】 以上、うらたぬき 高橋渉 の顔や本名などプロフまとめや、A24との関係の考察でした! 【関連記事】 【関連記事】 【関連記事】 【関連記事】.

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推しのライブに行っただけなのに、他のリスナーがいきなり顔を見て悲鳴を上げられたんだけど。【うらたぬき/女主】

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【上】が騒がしいのか。 隠密にしては隠していない事柄に、少しばかりの嘲りと焦燥を感じる。 しかし関係のないこと、とばかりに壁に向き、再び目を閉じる。 考えることは、ただ一つ。 [chapter:いぎょうのかげ その、裏] 小さい頃から一人でいることにはなれていた。 母様が死んでからというもの、この忌まわしい目のせいで私は父様、兄様とは違う家に住んでいた。 その頃は私は、と言っていたし、物腰も振る舞いも、隊長である今よりは格段に女らしかったと思う。 小さい頃から独りを寂しい、と思ったことはなかった。 屋敷の中は自由に動き回れたし、読む本もたくさんあった。 たまに、塀を抜けて、友達も来ていた。 ところが、 「明日から霊術院へ行け。 」 兄様は表情を変えずに言う。 怖い怖い兄様の目を見ずに、下を向いて、モゴモゴと私はいう。 「霊術院、とはなんでございましょう。 」 すると、忌々しげに睨みつけられた。 その眼光にひ、と息を呑む。 昔から兄は怖かった。 遊ぼうと声をかけても睨まれ、父や母の見ていないところで殴られていた。 その時の顔は、苦しそうで、泣きそうで、一度手を伸ばせば、化物、と罵られた。 幼い私の世界は狭く、そのうちの兄様は世界の真中にでんと居座り、恐ろしいもののような気がしていた。 「俺が行く事の叶わなかった、霊力を持つ者を集める場所だ。 貴様のような奴が沢山居る訳だ。 よかったな、化物。 」 最後の化物、という吐き捨てるような言葉に、胸の奥がぐじゅり、と音を立てて潰れた。 貴族クラスと普通のクラスがあったが、私は何故か普通のクラスに入っていた。 とはいえ、家と離れて過ごす事は私にとってはとても楽しいものだった。 鬼道にのめり込み、片っ端から本を読んだ。 鬼道衆の名簿の中に父の名前を見た時、私はとても嬉しかった。 流石は鬼道衆であった父の子、流石は零番隊席官の母の子と言われたかったが為に、我武者羅に鬼道の腕を磨いた。 放課後は夜まで遊んで、時折試験勉強をして、たまに家に帰って、私は毎日を忙しく過ごしていた。 ある日、家に帰ると、あまりにも家が静かで、けれども、私は大好物の施恩のすあまをーあの時はまだ甘いものが好きであったーおやつに買ったと聞かされていて、喜び勇んで勝手口へ走った。 「ただいまかえりましたぁ!」 そして、勝手口には、兄が倒れていた。 事情聴取、近くに落ちていた包丁には、私の指紋。 犯人は自ずと私だと。 「追って沙汰する。 」 私は学校に戻った。 空は曇天、晴れやかだったはずの帰省は、雲に覆われ、月も隠れてしまい暗闇をとぼとぼと一人で帰る事となった。 そして、思い出したくもない、あの日。 捉えられ、蛆虫に俺は入った。 【監獄に はいらぬ前も出た後も 同じ青空に同じ日が照つてゐる】 いつだったか読んだ詩集の一編を思いだす。 空を仰げは真っ青で、その青さは恐ろしいほど澄んでいた。 青は、怖い。 兄はよく青い服を着ていた。 私を怒鳴りつけるその声は、上の方から聞こえて、私の前には藍色とも濃い青ともつかない色があった。 そして、あの時も、空は青くて、怖くなって私は下をむいた。 足元には草原が広がっており、踏むと柔らかく足を傷つけた。 じんわりと涙が出てきたが、拭うための手は後ろで縛られていた。 ぽた、ぽたりと私は涙を零した。 隠密の、私を護送するうちの一人がそっと目の下に布を当てた。 以後、私は、【死】んだ。 蛆虫は常に暗闇を見ていた。 いつか暗闇を喰い破り、腐臭漂う穴蔵から這い出ることを願っていた。 そのためには力が何よりも足りないと、己の心の奥底を覗き込み、思った。 坐禅のために組んでいた足を伸ばすと、一気に血流が流れるような気持ちがする。 看守の下卑た笑みが見えて、そっと嘆息する。 蛆虫は蛆虫であって、人間ではない。 人間ではない、其れ即ち畜生と等しく、人としては扱われなかった。 歯がゆくもなんともなかった。 ただ妄信的に、外に出てやると、叫び続けた。 喉から血を出し、狂ったように笑い、自傷行為と慰めモノの中間地点に立ち、五感は麻痺し、思考は一つのみに絞られ、口調も変わった。 犯され、殴られ、発狂しても、出てからの報復を考え続けた。 鼻息も荒く興奮している男の体を何度も蹴り飛ばし、殴りつけた。 男は尚更に力を込めたが、蛆虫はその肉を食い破った。 そして、数年。 色々上の事情やら何やらの利害関係のおかげで、幾年も過ぎたあと、俺は蛆虫から人になった。 俺が蛆虫から人へ、【戻った】日、その日もまた青空で、草原も青々と茂り、可笑しくなる程入った当初とどこが違うのだろうかと考えてしまうほどに何も、そう、全く何も変わっていなかった。 学生生活は座学主席、鬼道主席で通ってしまったあたり、発狂していたとは言えど、根本的な頭脳の衰えはなかったようで。 いや、発狂していたのは錯覚で、発狂したふりをしていたのかもしれない。 それほどに狂気とは甘露な蜜のようで、抜けられぬクスリなのだ。 あの穴倉の、唯一の救いは、独房に入れられ、ほかの住民とは交流がなかったことだろうか。 出なければ、という思いだけが、俺の自尊心を支えた。 もし、あの住民たちを受け入れてしまっていたら、 もしかすれば出てくることなど叶わなかったのかもしれない。 [newpage] 蒼色が好きになった。 それなりに死神をして、それなりの男と恋をして、子供ができて、旦那には先立たれてはいたけれど、それなりに幸せとやらを享受して、そこへ来て、絶望。 また、ここへ入れと。 隠密起動とは別のツテで、こちらにも情報網はある。 多少は隠密より遅いだろうが、確実な情報として伝わる。 「破面の目が、反転していると。 」 「俺の目ってェ寸法かィ?」 「ええ。 」 それだけ聞くと部下を下がらせた。 上が俺に対してうるさいのは今に始まったことではないが、と子供たちが小さかった頃に家族5人で撮った写真を入れた写真たてを引き寄せる。 そしてその隣の、旦那との結婚写真を見た。 「ちょっとだけ、力を貸してくれ。 「数冊持ってく。 後で、返す。 」 入り口で管理する部下に言えば、一礼された。 返しに来れなかったら、きっとこの巻物は消えるだろうな。 いや、消されるの方がちかいのかもしれねェ、胸の中で呟く。 「……悪ィな。 」 何を言われたかわからぬ部下は、あいまいな笑顔を見せた。 俺は廊下を早足で歩く。 巻物をいくつも広げて口上を唱えつつ、言霊を繊維に織り込んでいく。 嗚呼、こんなことをしていたら、と皮肉な笑みを浮かべる。 「まるで、親バカじゃァないか。 」 ふふ、と笑い、そしてまた次の言霊を舌に乗せる。 なんとでも野次を飛ばせばいい。 俺の、蛆虫であり、人でなかった俺の大切なものはこの子供たちと十二番隊という家族だ。 だったら、それを守るために、どんな卑怯で、卑劣で、下衆なことをしようが構わないだろう? 「覆え、そして気づくな、野の獣の鋭さと飼い慣らされた安寧を、」 物騒な言霊だと、どこかで思った。 「藤原、隊長。 」 その声に、飛び立つ前の小鳥を見守る親鳥はどう思うのか、そう、考えた。 [newpage] 目を伏せたまま、奥へ、奥へと思考を沈める。 【上】の思惑、【破面】の異常行動、半年前の【反乱】、【反転目】 さて、と糸を解いていく。 次々と浮かぶ疑問を解いていけば、一つの結論にたどり着く。 「……アイツ、か。 」 一人思い浮かぶ顔があったが、首を振る。 「もういないんだ、悪夢はもう見ない。 」 暗示にかけるように声に出す。 体に走っていた震えを止めるようにほぅ、と深く息を吐いた。 ざり、と何かが擦れる音がして、意識が深海から浮上する。 「誰だァ?」 闇に馴染んだ目には、少しの光も眩しく感じた。 少しの身動ぎに、金属の重たい音がついてきて、そうだったと、ここは自室であって自室でないことを思い出す。 壁に向いていた体を、檻の向こうにやれば、息子の上司がへらり、と笑った。 「どーも。 」 ここの奴らを見れば、大抵の奴は驚く。 なのに何故こいつは平気なんだと疑問がよぎる。 こっち側の奴か、こっちの知り合いか、はたまたここを監視していたのか。 「…璃一か。 」 自分でも驚く程の低い声だ。 客観的に考えている俺が疎ましい。 実に嫌な性分だと、自分でも思う。 「個室に入れられたね。 」 「何の用だァ? テメェが来てもいい場所じゃねぇぞ。 」 言われた言葉にはきちんと返せと、旦那に言われなかったか。 さてなと誰かに返し、璃一の目を見る。 何を考えているんだか、全く読めない其れに、薄ら寒いような、 それでいて息子の上司にはこの程度飄々としていたほうがいいから先代はいい判断をしただとかどうでもいいことを考えながら口にする。 コイツだって阿呆じゃァない。 考えあってのことだろうが、ここまでくる理由は読めない。 読心術には自信があったんだがなァ、とも思う。 「…わかった。 」 組んでいた足を楽に伸ばし、血流が行き渡るのを待つ。 昔からそうだ。 俺は待ってばかりいた。 俺も一緒に捕まらずに逃げる方法でも考えればとよかったのかもしれない。 なんて、ガラでもないことを考えてしまうほどには、余裕があった。 ように思えた。 渡された服はいつもの死覇装で、もしかしてこれを取りにでも十二番隊に行ったとしたら。 「……自室に入られたのか。 入れたヤツ、シメる。 」 ぼそりと言い、既に心は外に向かっていて、やはり昔とは違うと、自分はもう蛆虫ではないと思う。 肉を喰らった蛆虫は、もう蛆虫のままではいられなくなっていた。 「愉快、愉快。 」 出口までブーツを鳴らして歩くと、ふと何かに呼び止められた気がして振り向く。 『じゃァな、姫君。 』 まだ少し舌足らずで、世間知らずの、真白いおなごが、少し拗ねて、でも声は祝福して、そう言った気がした。 目元を少し緩ませ、そして少し先の璃一のところまでカツカツ、と歩く。 外の空は、やはり【蒼】かった。

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【上】が騒がしいのか。 隠密にしては隠していない事柄に、少しばかりの嘲りと焦燥を感じる。 しかし関係のないこと、とばかりに壁に向き、再び目を閉じる。 考えることは、ただ一つ。 [chapter:いぎょうのかげ その、裏] 小さい頃から一人でいることにはなれていた。 母様が死んでからというもの、この忌まわしい目のせいで私は父様、兄様とは違う家に住んでいた。 その頃は私は、と言っていたし、物腰も振る舞いも、隊長である今よりは格段に女らしかったと思う。 小さい頃から独りを寂しい、と思ったことはなかった。 屋敷の中は自由に動き回れたし、読む本もたくさんあった。 たまに、塀を抜けて、友達も来ていた。 ところが、 「明日から霊術院へ行け。 」 兄様は表情を変えずに言う。 怖い怖い兄様の目を見ずに、下を向いて、モゴモゴと私はいう。 「霊術院、とはなんでございましょう。 」 すると、忌々しげに睨みつけられた。 その眼光にひ、と息を呑む。 昔から兄は怖かった。 遊ぼうと声をかけても睨まれ、父や母の見ていないところで殴られていた。 その時の顔は、苦しそうで、泣きそうで、一度手を伸ばせば、化物、と罵られた。 幼い私の世界は狭く、そのうちの兄様は世界の真中にでんと居座り、恐ろしいもののような気がしていた。 「俺が行く事の叶わなかった、霊力を持つ者を集める場所だ。 貴様のような奴が沢山居る訳だ。 よかったな、化物。 」 最後の化物、という吐き捨てるような言葉に、胸の奥がぐじゅり、と音を立てて潰れた。 貴族クラスと普通のクラスがあったが、私は何故か普通のクラスに入っていた。 とはいえ、家と離れて過ごす事は私にとってはとても楽しいものだった。 鬼道にのめり込み、片っ端から本を読んだ。 鬼道衆の名簿の中に父の名前を見た時、私はとても嬉しかった。 流石は鬼道衆であった父の子、流石は零番隊席官の母の子と言われたかったが為に、我武者羅に鬼道の腕を磨いた。 放課後は夜まで遊んで、時折試験勉強をして、たまに家に帰って、私は毎日を忙しく過ごしていた。 ある日、家に帰ると、あまりにも家が静かで、けれども、私は大好物の施恩のすあまをーあの時はまだ甘いものが好きであったーおやつに買ったと聞かされていて、喜び勇んで勝手口へ走った。 「ただいまかえりましたぁ!」 そして、勝手口には、兄が倒れていた。 事情聴取、近くに落ちていた包丁には、私の指紋。 犯人は自ずと私だと。 「追って沙汰する。 」 私は学校に戻った。 空は曇天、晴れやかだったはずの帰省は、雲に覆われ、月も隠れてしまい暗闇をとぼとぼと一人で帰る事となった。 そして、思い出したくもない、あの日。 捉えられ、蛆虫に俺は入った。 【監獄に はいらぬ前も出た後も 同じ青空に同じ日が照つてゐる】 いつだったか読んだ詩集の一編を思いだす。 空を仰げは真っ青で、その青さは恐ろしいほど澄んでいた。 青は、怖い。 兄はよく青い服を着ていた。 私を怒鳴りつけるその声は、上の方から聞こえて、私の前には藍色とも濃い青ともつかない色があった。 そして、あの時も、空は青くて、怖くなって私は下をむいた。 足元には草原が広がっており、踏むと柔らかく足を傷つけた。 じんわりと涙が出てきたが、拭うための手は後ろで縛られていた。 ぽた、ぽたりと私は涙を零した。 隠密の、私を護送するうちの一人がそっと目の下に布を当てた。 以後、私は、【死】んだ。 蛆虫は常に暗闇を見ていた。 いつか暗闇を喰い破り、腐臭漂う穴蔵から這い出ることを願っていた。 そのためには力が何よりも足りないと、己の心の奥底を覗き込み、思った。 坐禅のために組んでいた足を伸ばすと、一気に血流が流れるような気持ちがする。 看守の下卑た笑みが見えて、そっと嘆息する。 蛆虫は蛆虫であって、人間ではない。 人間ではない、其れ即ち畜生と等しく、人としては扱われなかった。 歯がゆくもなんともなかった。 ただ妄信的に、外に出てやると、叫び続けた。 喉から血を出し、狂ったように笑い、自傷行為と慰めモノの中間地点に立ち、五感は麻痺し、思考は一つのみに絞られ、口調も変わった。 犯され、殴られ、発狂しても、出てからの報復を考え続けた。 鼻息も荒く興奮している男の体を何度も蹴り飛ばし、殴りつけた。 男は尚更に力を込めたが、蛆虫はその肉を食い破った。 そして、数年。 色々上の事情やら何やらの利害関係のおかげで、幾年も過ぎたあと、俺は蛆虫から人になった。 俺が蛆虫から人へ、【戻った】日、その日もまた青空で、草原も青々と茂り、可笑しくなる程入った当初とどこが違うのだろうかと考えてしまうほどに何も、そう、全く何も変わっていなかった。 学生生活は座学主席、鬼道主席で通ってしまったあたり、発狂していたとは言えど、根本的な頭脳の衰えはなかったようで。 いや、発狂していたのは錯覚で、発狂したふりをしていたのかもしれない。 それほどに狂気とは甘露な蜜のようで、抜けられぬクスリなのだ。 あの穴倉の、唯一の救いは、独房に入れられ、ほかの住民とは交流がなかったことだろうか。 出なければ、という思いだけが、俺の自尊心を支えた。 もし、あの住民たちを受け入れてしまっていたら、 もしかすれば出てくることなど叶わなかったのかもしれない。 [newpage] 蒼色が好きになった。 それなりに死神をして、それなりの男と恋をして、子供ができて、旦那には先立たれてはいたけれど、それなりに幸せとやらを享受して、そこへ来て、絶望。 また、ここへ入れと。 隠密起動とは別のツテで、こちらにも情報網はある。 多少は隠密より遅いだろうが、確実な情報として伝わる。 「破面の目が、反転していると。 」 「俺の目ってェ寸法かィ?」 「ええ。 」 それだけ聞くと部下を下がらせた。 上が俺に対してうるさいのは今に始まったことではないが、と子供たちが小さかった頃に家族5人で撮った写真を入れた写真たてを引き寄せる。 そしてその隣の、旦那との結婚写真を見た。 「ちょっとだけ、力を貸してくれ。 「数冊持ってく。 後で、返す。 」 入り口で管理する部下に言えば、一礼された。 返しに来れなかったら、きっとこの巻物は消えるだろうな。 いや、消されるの方がちかいのかもしれねェ、胸の中で呟く。 「……悪ィな。 」 何を言われたかわからぬ部下は、あいまいな笑顔を見せた。 俺は廊下を早足で歩く。 巻物をいくつも広げて口上を唱えつつ、言霊を繊維に織り込んでいく。 嗚呼、こんなことをしていたら、と皮肉な笑みを浮かべる。 「まるで、親バカじゃァないか。 」 ふふ、と笑い、そしてまた次の言霊を舌に乗せる。 なんとでも野次を飛ばせばいい。 俺の、蛆虫であり、人でなかった俺の大切なものはこの子供たちと十二番隊という家族だ。 だったら、それを守るために、どんな卑怯で、卑劣で、下衆なことをしようが構わないだろう? 「覆え、そして気づくな、野の獣の鋭さと飼い慣らされた安寧を、」 物騒な言霊だと、どこかで思った。 「藤原、隊長。 」 その声に、飛び立つ前の小鳥を見守る親鳥はどう思うのか、そう、考えた。 [newpage] 目を伏せたまま、奥へ、奥へと思考を沈める。 【上】の思惑、【破面】の異常行動、半年前の【反乱】、【反転目】 さて、と糸を解いていく。 次々と浮かぶ疑問を解いていけば、一つの結論にたどり着く。 「……アイツ、か。 」 一人思い浮かぶ顔があったが、首を振る。 「もういないんだ、悪夢はもう見ない。 」 暗示にかけるように声に出す。 体に走っていた震えを止めるようにほぅ、と深く息を吐いた。 ざり、と何かが擦れる音がして、意識が深海から浮上する。 「誰だァ?」 闇に馴染んだ目には、少しの光も眩しく感じた。 少しの身動ぎに、金属の重たい音がついてきて、そうだったと、ここは自室であって自室でないことを思い出す。 壁に向いていた体を、檻の向こうにやれば、息子の上司がへらり、と笑った。 「どーも。 」 ここの奴らを見れば、大抵の奴は驚く。 なのに何故こいつは平気なんだと疑問がよぎる。 こっち側の奴か、こっちの知り合いか、はたまたここを監視していたのか。 「…璃一か。 」 自分でも驚く程の低い声だ。 客観的に考えている俺が疎ましい。 実に嫌な性分だと、自分でも思う。 「個室に入れられたね。 」 「何の用だァ? テメェが来てもいい場所じゃねぇぞ。 」 言われた言葉にはきちんと返せと、旦那に言われなかったか。 さてなと誰かに返し、璃一の目を見る。 何を考えているんだか、全く読めない其れに、薄ら寒いような、 それでいて息子の上司にはこの程度飄々としていたほうがいいから先代はいい判断をしただとかどうでもいいことを考えながら口にする。 コイツだって阿呆じゃァない。 考えあってのことだろうが、ここまでくる理由は読めない。 読心術には自信があったんだがなァ、とも思う。 「…わかった。 」 組んでいた足を楽に伸ばし、血流が行き渡るのを待つ。 昔からそうだ。 俺は待ってばかりいた。 俺も一緒に捕まらずに逃げる方法でも考えればとよかったのかもしれない。 なんて、ガラでもないことを考えてしまうほどには、余裕があった。 ように思えた。 渡された服はいつもの死覇装で、もしかしてこれを取りにでも十二番隊に行ったとしたら。 「……自室に入られたのか。 入れたヤツ、シメる。 」 ぼそりと言い、既に心は外に向かっていて、やはり昔とは違うと、自分はもう蛆虫ではないと思う。 肉を喰らった蛆虫は、もう蛆虫のままではいられなくなっていた。 「愉快、愉快。 」 出口までブーツを鳴らして歩くと、ふと何かに呼び止められた気がして振り向く。 『じゃァな、姫君。 』 まだ少し舌足らずで、世間知らずの、真白いおなごが、少し拗ねて、でも声は祝福して、そう言った気がした。 目元を少し緩ませ、そして少し先の璃一のところまでカツカツ、と歩く。 外の空は、やはり【蒼】かった。

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