ダンキバ pixiv。 pixiv ダンキバ 合計5064 小説3608:ポケモンBBS

#1 ダンキバ

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今回はダンキバ甘々です おまけはダンキバ+ホプユウ前提のキバユウっぽいのをみたい。 いや、キバナがユウリに対してシスコン並に過保護になる所を見たい。 ダンキバってさ、絶対抜けれないようになってるんだよ…ね?そうだよね? キバナまじ可愛いすぎて生きるの辛い 控えめに言って 自分の中ではキバナは絶対的受け。 表向きビッチそうで女の子にモッテモテそうだけど、以外に女子力高くて面倒みもいいのも相まってダンデの奥さん的存在なはず そう願う。 キバナも独占欲強そうだけど、ダンデはそれ以上に強そう。 むぅ…って拗ねるけどその晩は犬から狼というかライオンになるはず。 ソレに振り回されるキバナ。 日頃男らしいしドラゴンだけど、彼氏の前ではのほほーんてしてそう。 ダンデはだるーんかな?• [newpage] 響き渡り止むことのない歓声。 流れる汗を手でぬぐい、ダンデは帽子を1度深くかぶりそれを宙へと高く、高く投げる。 無敗を誇るチャンピオンだったダンデがその席を譲り渡したのは1人の、まだうら若い少女だった。 暫くの間君は身を隠す方がいい。 新チャンピオン、ユウリが誕生したその数日後。 バトルタワーのロビーでダンデは彼女を呼び止め、向かいあうなりそう言った。 「君の仕事はなるべく受け持つから」 「え?…いいんですか!? 」 「君はまだ若いのだから慣れている俺に任せろ!」 新チャンピオンの誕生に、人々の熱は冷めるどころかまだまだ沸騰している。 その中心人物であるユウリはあちらコチラで祝われては握手を求められたり、取材はひっきりなし、ホテルの前で出待ちされるなど……それはもう大変だった。 ホテルへ帰るなりベッドにダイブして気づいたら次の日なんて当たり前である。 そしてそれを知っている、なんなら経験済みなダンデは疲れ果てるユウリを見かねて声をかけたのだった。 「でも、」 「なに、ずっとやるわけではないさ。 君が慣れるまでだ。 君は君のペースで、でも少し早足で慣れてくれればいい。 君は君らしく焦らずチャンピオンとしていきなさい」 期待してるぞ、新チャンピオン!! 元チャンピオンに、無敵のダンデに、そんな事を言われたら舞い上がらない人がいる訳が無い。 ユウリは直ぐに頷いた。 「わかりました!ダンデさん!お願いしてもいいですか?」 「ああ、任せておけ!!! 」 笑顔で去っていく彼女にダンデは手を振る。 「なーにカッコつけちゃってんだ」 「キバナ!」 勢いよく振り返ると、ニヤニヤしながらキバナが近づいてくる。 「カッコはつけていないが、心配でな…」 「あ〜…まぁ、目の下クマ酷かったしな」 「ちゃんと見てるじゃないか」 「うるさい、オレサマが気にかけてるのはユウリだけだっつの」 キバナ、彼は俺の最愛の恋人だ。 馴れ初めはまた今度話そう。 そんな彼だが、新チャンピオンであるユウリの事がお気に入りらしい。 近づこうとする男性ファンやホップにガルルッ…と唸り、睨みつけて追い払うのが常であると言っておこう。 「そうか、ホップは…」 「ユウリに近づいたら殺す」 即答。 本当に即答だった。 仮にも目の前にいる俺の弟なんだが、遠慮はないのだろうか。 「そんなに即答することないだろ…」 「うっせーブラコン」 「?俺はブラコンではないぞ。 いくらホップでもキバナに近づいたら殴りたくなるぞ!」 本当に。 いつかキバナにファンですっ!と抱きついたホップにリザードンを出そうかと本気で思ったことがあった。 あの時、耐えた俺は偉いと思う。 我が弟ながら油断ならない。 おっと、思い出すと苛立ちが… 「ははっ」 「怖ぇよ!! その笑顔が怖いっ!!! 」 笑ってるけど目が笑ってない……と横でボソリというキバナの言葉は、あいにくダンデには聞こえなかったようで、何か言ったかと聞くと、キバナは何も…、と返すしかなかった。 そう言えば、前にも思った事だが… 「…ユウリと俺ならどっちに嫉妬するんだ?」 「………………は?」 ために溜めて何言ってんだこいつ、みたいな目でコチラを見てくるのはやめて欲しいが、気にせず話す。 「いや、疑問に思ってな。 君はユウリがお気に入りでホップや男性ファンに嫉妬するんだろう? なら、恋人である俺とユウリが話していた場合、キバナの嫉妬はどっちに向くのかと…」 「…………………オレサマ、お前の天然発言についてイケナイ」 そう言いながら両手で顔を覆う彼は何がしたいのか…。 「…というか、ダンデ。 お前わかって言っているだろ?」 もちろん、とわ言わない。 キバナの口から聞きたいからな。 それもいわないが、俺が笑えば「うわぁ…ないわ〜…」と顔を顰められる。 「なんだ」 「いや、白々しいほど笑顔だったもんでな」 「…で、どうなんだ」 「……言わねぇとダメなのか?」 「言わないと今度俺の好きなようにさせてもらうが」 何をとは言わないが、キバナにはわかったようで顔を真っ赤にしてわなわなと震えだす。 「な、っんでそこに繋がるんだよ!!! 」 「ははっ」 「わらって誤魔化すな! …うぉ!? 」 胸ぐらを掴んでブンブンと揺さぶられる。 少し苦しかったのでその手を掴んで引き、キバナを腕に閉じ込める。 数秒、驚いて固まっていたが直ぐにジタバタと暴れ出した。 「おまっ、こんな所で何やってんだ!! 」 「うん?」 「うん?じゃねぇよ! 」 今の時間、この場所を訪れる者はあまりいない。 それをわかっているが慌てるキバナが可愛いので言わないでいる。 まだジタバタとしている彼に少し腕の力を強める。 「キバナが言ってくれたら離してあげよう!」 「うっ……」 大人しくなるキバナをじっと見つめる。 いつ見ても思うが、彼の目は綺麗な色だ。 う〜、とかあ〜など、目を泳がせながら呻く彼を眺めいると不意に目が合った。 思わずにこりと笑えば、何故か赤面してしまった。 何故かわからないが可愛いので良しとする。 耳まで赤く染まったキバナは俯く。 「…、…」 「ん?」 「ユウリだよ! バカダンデ!!! 」 …ユウリ、という事は。 そうか。 先程よりも赤くなり、バンダナを引き下げて顔を隠してしまったキバナ。 抱きしめる腕を少し弛め、片手を頬へとあてる。 「ふふっ、嬉しいぞキバナ」 「~~~~っつ!!! はっっずかしい奴だなぁお前ぇ!!! 」 そういったキバナの頬に堪らずキスをすれば、ガリィと顔に爪を立てられ、衝撃で手を離してしまった。 「いたた…」 猫みたいだな。 すごい速さで走っていく背中を見ながら、今度の夜はいつもより頑張ろう、と心に決めたダンデだった。 数日後、キバナはジムリーダーの仕事を2日程休まなければならない程の腰と喉の痛みに襲われるのだった。 [newpage] ダンキバ+ホプユウ 会話だけ 「あ、ユウリ〜!」 「?…ホップ!! 」 「ユウリ!!! 俺とバト『バシンッ』ぶふっ!! 」 「ユウリに近づくんじゃねぇ!!! 」 「きゃっ、もう!キバナさん過保護過ぎます! 私だってもうチャンピオンなんですからね! 」プンスカッ 「クソかわ わりぃって 」 「キバナ、本音と逆だぞ」 「キバナさん!なんで邪魔するんですか!! 」 「お前にユウリは渡さねぇよ!」 ギュゥウ 「ちょ、ちょっとキバナさん!! 今日もイケメン!!! 」 ギュウ 「うぉ!なにがそれでもかは聞かねぇがいきなり抱きついてくんな!!! 」 「…」ゴゴゴッ 「ちょ、ダンデ! その顔はっ、」 「ちょっとホップ!!! 私もキバナさん好きなんだからね!!! 」 ぎゅうう 「ユウリーーーー!!!?? 」 「……」ゴゴゴゴゴゴゴゴッ 「あ、えっと、お前ら1回離れよーな?」 「「えーー…」」 ぎゅうううううう お願いだから離れてくれぇーー!!! 見ろ!後!!! 鬼だ!鬼がいる!!! 「お、俺さまにはいつでも会えるだろ?だから今は離れてくれ!な!?」 「むー、わかりました」 「はーい、……あ、ホップ!バトルしよ!!! 」 「っ!うん!!! 」 「結局、取られたなー」 ガシッ 「あ……」 「キバナ、今から俺の家でゆっくりして行かないか?」 「え、いや、俺ちょっと用事が」 「先程用事は無くなったと聞いたが?」 「」 「そうと決まれば早速行こう」 やっぱりこうなるのかよ!!! その後は皆様のご想像にお任せします。

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#ダンキバ #pkmn腐小説1000users入り 【ダンキバ】

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今回はダンキバ甘々です おまけはダンキバ+ホプユウ前提のキバユウっぽいのをみたい。 いや、キバナがユウリに対してシスコン並に過保護になる所を見たい。 ダンキバってさ、絶対抜けれないようになってるんだよ…ね?そうだよね? キバナまじ可愛いすぎて生きるの辛い 控えめに言って 自分の中ではキバナは絶対的受け。 表向きビッチそうで女の子にモッテモテそうだけど、以外に女子力高くて面倒みもいいのも相まってダンデの奥さん的存在なはず そう願う。 キバナも独占欲強そうだけど、ダンデはそれ以上に強そう。 むぅ…って拗ねるけどその晩は犬から狼というかライオンになるはず。 ソレに振り回されるキバナ。 日頃男らしいしドラゴンだけど、彼氏の前ではのほほーんてしてそう。 ダンデはだるーんかな?• [newpage] 響き渡り止むことのない歓声。 流れる汗を手でぬぐい、ダンデは帽子を1度深くかぶりそれを宙へと高く、高く投げる。 無敗を誇るチャンピオンだったダンデがその席を譲り渡したのは1人の、まだうら若い少女だった。 暫くの間君は身を隠す方がいい。 新チャンピオン、ユウリが誕生したその数日後。 バトルタワーのロビーでダンデは彼女を呼び止め、向かいあうなりそう言った。 「君の仕事はなるべく受け持つから」 「え?…いいんですか!? 」 「君はまだ若いのだから慣れている俺に任せろ!」 新チャンピオンの誕生に、人々の熱は冷めるどころかまだまだ沸騰している。 その中心人物であるユウリはあちらコチラで祝われては握手を求められたり、取材はひっきりなし、ホテルの前で出待ちされるなど……それはもう大変だった。 ホテルへ帰るなりベッドにダイブして気づいたら次の日なんて当たり前である。 そしてそれを知っている、なんなら経験済みなダンデは疲れ果てるユウリを見かねて声をかけたのだった。 「でも、」 「なに、ずっとやるわけではないさ。 君が慣れるまでだ。 君は君のペースで、でも少し早足で慣れてくれればいい。 君は君らしく焦らずチャンピオンとしていきなさい」 期待してるぞ、新チャンピオン!! 元チャンピオンに、無敵のダンデに、そんな事を言われたら舞い上がらない人がいる訳が無い。 ユウリは直ぐに頷いた。 「わかりました!ダンデさん!お願いしてもいいですか?」 「ああ、任せておけ!!! 」 笑顔で去っていく彼女にダンデは手を振る。 「なーにカッコつけちゃってんだ」 「キバナ!」 勢いよく振り返ると、ニヤニヤしながらキバナが近づいてくる。 「カッコはつけていないが、心配でな…」 「あ〜…まぁ、目の下クマ酷かったしな」 「ちゃんと見てるじゃないか」 「うるさい、オレサマが気にかけてるのはユウリだけだっつの」 キバナ、彼は俺の最愛の恋人だ。 馴れ初めはまた今度話そう。 そんな彼だが、新チャンピオンであるユウリの事がお気に入りらしい。 近づこうとする男性ファンやホップにガルルッ…と唸り、睨みつけて追い払うのが常であると言っておこう。 「そうか、ホップは…」 「ユウリに近づいたら殺す」 即答。 本当に即答だった。 仮にも目の前にいる俺の弟なんだが、遠慮はないのだろうか。 「そんなに即答することないだろ…」 「うっせーブラコン」 「?俺はブラコンではないぞ。 いくらホップでもキバナに近づいたら殴りたくなるぞ!」 本当に。 いつかキバナにファンですっ!と抱きついたホップにリザードンを出そうかと本気で思ったことがあった。 あの時、耐えた俺は偉いと思う。 我が弟ながら油断ならない。 おっと、思い出すと苛立ちが… 「ははっ」 「怖ぇよ!! その笑顔が怖いっ!!! 」 笑ってるけど目が笑ってない……と横でボソリというキバナの言葉は、あいにくダンデには聞こえなかったようで、何か言ったかと聞くと、キバナは何も…、と返すしかなかった。 そう言えば、前にも思った事だが… 「…ユウリと俺ならどっちに嫉妬するんだ?」 「………………は?」 ために溜めて何言ってんだこいつ、みたいな目でコチラを見てくるのはやめて欲しいが、気にせず話す。 「いや、疑問に思ってな。 君はユウリがお気に入りでホップや男性ファンに嫉妬するんだろう? なら、恋人である俺とユウリが話していた場合、キバナの嫉妬はどっちに向くのかと…」 「…………………オレサマ、お前の天然発言についてイケナイ」 そう言いながら両手で顔を覆う彼は何がしたいのか…。 「…というか、ダンデ。 お前わかって言っているだろ?」 もちろん、とわ言わない。 キバナの口から聞きたいからな。 それもいわないが、俺が笑えば「うわぁ…ないわ〜…」と顔を顰められる。 「なんだ」 「いや、白々しいほど笑顔だったもんでな」 「…で、どうなんだ」 「……言わねぇとダメなのか?」 「言わないと今度俺の好きなようにさせてもらうが」 何をとは言わないが、キバナにはわかったようで顔を真っ赤にしてわなわなと震えだす。 「な、っんでそこに繋がるんだよ!!! 」 「ははっ」 「わらって誤魔化すな! …うぉ!? 」 胸ぐらを掴んでブンブンと揺さぶられる。 少し苦しかったのでその手を掴んで引き、キバナを腕に閉じ込める。 数秒、驚いて固まっていたが直ぐにジタバタと暴れ出した。 「おまっ、こんな所で何やってんだ!! 」 「うん?」 「うん?じゃねぇよ! 」 今の時間、この場所を訪れる者はあまりいない。 それをわかっているが慌てるキバナが可愛いので言わないでいる。 まだジタバタとしている彼に少し腕の力を強める。 「キバナが言ってくれたら離してあげよう!」 「うっ……」 大人しくなるキバナをじっと見つめる。 いつ見ても思うが、彼の目は綺麗な色だ。 う〜、とかあ〜など、目を泳がせながら呻く彼を眺めいると不意に目が合った。 思わずにこりと笑えば、何故か赤面してしまった。 何故かわからないが可愛いので良しとする。 耳まで赤く染まったキバナは俯く。 「…、…」 「ん?」 「ユウリだよ! バカダンデ!!! 」 …ユウリ、という事は。 そうか。 先程よりも赤くなり、バンダナを引き下げて顔を隠してしまったキバナ。 抱きしめる腕を少し弛め、片手を頬へとあてる。 「ふふっ、嬉しいぞキバナ」 「~~~~っつ!!! はっっずかしい奴だなぁお前ぇ!!! 」 そういったキバナの頬に堪らずキスをすれば、ガリィと顔に爪を立てられ、衝撃で手を離してしまった。 「いたた…」 猫みたいだな。 すごい速さで走っていく背中を見ながら、今度の夜はいつもより頑張ろう、と心に決めたダンデだった。 数日後、キバナはジムリーダーの仕事を2日程休まなければならない程の腰と喉の痛みに襲われるのだった。 [newpage] ダンキバ+ホプユウ 会話だけ 「あ、ユウリ〜!」 「?…ホップ!! 」 「ユウリ!!! 俺とバト『バシンッ』ぶふっ!! 」 「ユウリに近づくんじゃねぇ!!! 」 「きゃっ、もう!キバナさん過保護過ぎます! 私だってもうチャンピオンなんですからね! 」プンスカッ 「クソかわ わりぃって 」 「キバナ、本音と逆だぞ」 「キバナさん!なんで邪魔するんですか!! 」 「お前にユウリは渡さねぇよ!」 ギュゥウ 「ちょ、ちょっとキバナさん!! 今日もイケメン!!! 」 ギュウ 「うぉ!なにがそれでもかは聞かねぇがいきなり抱きついてくんな!!! 」 「…」ゴゴゴッ 「ちょ、ダンデ! その顔はっ、」 「ちょっとホップ!!! 私もキバナさん好きなんだからね!!! 」 ぎゅうう 「ユウリーーーー!!!?? 」 「……」ゴゴゴゴゴゴゴゴッ 「あ、えっと、お前ら1回離れよーな?」 「「えーー…」」 ぎゅうううううう お願いだから離れてくれぇーー!!! 見ろ!後!!! 鬼だ!鬼がいる!!! 「お、俺さまにはいつでも会えるだろ?だから今は離れてくれ!な!?」 「むー、わかりました」 「はーい、……あ、ホップ!バトルしよ!!! 」 「っ!うん!!! 」 「結局、取られたなー」 ガシッ 「あ……」 「キバナ、今から俺の家でゆっくりして行かないか?」 「え、いや、俺ちょっと用事が」 「先程用事は無くなったと聞いたが?」 「」 「そうと決まれば早速行こう」 やっぱりこうなるのかよ!!! その後は皆様のご想像にお任せします。

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#1 ダンキバ

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本日の業務を全て終え、ぐっと伸びをしたダンデの執務机はすっかり運び込まれたときと同じ状態に戻っていた。 違いといえば近くで見なければわからないほどわずかな傷だけで、久しぶりに書類一枚すらなくなった机上にに満足感すら覚えた。 さあ、バトルをしよう。 鈍い光を帯びようとした瞳は、ノック音に肩すかしをくらった。 許可を出せば秘書がゴロゴロと音を立ててワゴンを運び込んでくる。 その上に乗っているのがティーセットやポケモンボールであったなら、ダンデは柔らかい笑みとともに秘書を労ったであろう。 なんならとっくに締め切りを過ぎていた書類であったとしても、厳重注意するよう言いつけて処理にかかった。 しかしながらワゴンに乗っているのはそのどれでもなかったので、ダンデはげんなりとした顔で一番上の封筒を摘み上げた。 「人気者ですね」 「オレの地位が極上のメインディッシュに見えてるだけだろう」 「今のあなたは権力の人望添えのようなものですからね」 いつでも王位を簒奪される可能性のあったチャンピオンのときと比べて、縁談の話は数えるのも馬鹿らしくなるくらい増加した。 リーグ委員長になっただけでも話がひっきりなしに舞い込んできたのに、バトルタワーのオーナーを兼任してしばらく経ち、容易に潰れることはないと確信したのかガラル中、果ては他地方からまで釣書が送られてくる始末だ。 バトルタワーの決算時期であったこと、三ヶ月後に控えているジムチャレンジの準備や出張、パーティへの出席などで溜まっていた書類が片付いたため、秘書の判断で止めていた釣書を全て持ってきたらしい。 「場所を取るし邪魔だったんですよ」 ワゴンから執務机に釣書を移し終えた秘書がでも、とダンデに人差し指を突きつける。 ナックルシティに古くから居を構えるとある貴族の三女だという彼女は礼儀作法を骨の髄まで叩き込まれている。 それを鼻にかけることもなく、仕事ぶりも秀でている彼女にダンデは信を置いていた。 リーグ委員長に就任してからなので一年足らずの短い付き合いではあるが、これまでそんな無作法な真似をされたことはなく、ぱちりと一度瞬きをしたダンデに秘書はにっこりと笑う。 「あなたを食べられることが許されるのはたった一人なんだと示さないかぎり続きますよ。 私たちスタッフ一同応援しておりますので、幸せになってくださいね」 それでは、と退室していく姿を見送って、ダンデは首を傾げた。 彼女の口ぶりではまるで自分に想い人がいるようであったが、心当たりがまるでない。 ポケモンバトルに人生を捧げてきたダンデにとって、恋愛は母親のお腹の中に置いてきたものだった。 目の前の執務机に積み上げられた分厚い紙は三つ読んで今日中に全てに目を通すことを諦めた。 氏名、生年月日、本籍地、現住所、学歴、職歴、勤務先、趣味などが記されたそれらはどこからどう見てもやはり釣書であることに変わりなく、バストアップを写したものと全身を写したものの二枚の写真も添えられている。 綴られている名はどれも錚々たる面々のもので、そろそろ無理やり場をセッティングされてもおかしくはない。 関係が悪化しないように返事をするのも疲れてきた。 「ロトム、キバナにコールしてくれ」 逡巡したあと、ダンデは疲弊の滲む声でロトムに頼んだ。 ワンコールもしないうちに画面に映ったライバルの見慣れた顔と聞こえてきた声に安堵の息をついて、口を開く。 「キバナ、オレと付き合ってくれ」 夕陽が差し込むバトルタワーの執務室で、迷いなく言い切った。 太陽を嵌め込んだような瞳は真摯にキバナを見つめている。 そこに嘘偽りは一つもないと一目見てわかる純粋な煌きは、だからこそそこに恋という可愛らしい感情が宿っていないことを示していた。 ナックルユニバーシティを首席で卒業した聡明な男は、滅多に見せることはない呆気に取られた顔をした。 ダンデはキバナをバトルに誘う予定であったし、キバナもその電話だと思っていただろう。 お互い仕事を早めに切り上げられたらワイルドエリアでバトルをしてキャンプをしようと約束していた。 三十分ほど前に連絡を待っているヌメラスタンプが送られていたから、ダンデも楽しみにしていたのだ。 「うん、いいよ」 ぽつりと溢れた了承の言葉にダンデが目を輝かせる前に、キバナは口を手で覆う。 バトルの誘いだと思っていたキバナはイエスという準備しかしておらず、制止をかけたときには遅かった。 「ダメか?」 「ダメ、というか……。 なんでオレさまと付き合いたいの? オマエもオレと一緒で、誰かと付き合う気も結婚する気もないって言ってただろ」 キバナもダンデと同じく見合い話が雨のように降ってくる男である。 同じ境遇にいるものとして、結婚についての話をしたことが昔あった。 げきりんの湖を越えて、環状列石を抜けた先の崖の近くで空を見上げ、星を眺めたときのことだ。 ポケモンとポケモンバトルに人生を捧げているから結婚するつもりはないと言い出したのはダンデで、愛しいポケモンたちとライバルがいればそれだけでオレさまも十分だと同意したのはキバナだった。 「なら、オレたちの人生は幸せが約束されているな!」 「最高のライバルが隣にいてくれると決まっているものな!」 満点の星空の下で笑い合ったことを今でも覚えている。 キバナも忘れていないのだろう。 首を傾げるライバルに、ダンデはすっ飛ばしてしまっていた説明を始めた。 ダンデもキバナも釣書が大量に送られてくるが、どちらも結婚する気は微塵もない。 しかし、釣書攻撃が止むことはないだろう。 見合いの場がセッティングされてしまう可能性もある。 それらを阻止するために、誰もが納得する相手と交際宣言を出せば良いという考えに至った。 ガラルの英雄であるダンデの相手としてガラルの民が心の底から認めてくれる人間となると絞られる。 ナックルジムリーダーであり、ダンデのライバルであるキバナなら文句もないだろうし、キバナは交際相手もおらず結婚する気もないのだから適役だと思ったというのがダンデの言い分だった。 確かに、とキバナは改めてダンデの申し出に頷いた。 角が立たないように見合いの話を断るのはそれなりに労力を使うのだ。 思い立ったが吉日とばかりに記者会見を開いて交際宣言をしたのは翌日の正午である。 関係各所へ根回しをしなければならないため、早くて一週間後だろうと予想していたのだが、皆「おめでとうございます」という言葉とともにトントン拍子に進んでいったのだ。 「…………どうしよう」 「…………今さら言い出せねえよなあ」 ロンド・ロゼの一室で頭を抱えているのは、名目上幸せの絶頂であるはずの二人だった。 恋人同士という関係は偽りであっても、二人は唯一無二のライバル関係である。 思いの種類は違えど好きだということに変わりはないし、交際宣言をしてもメリットしかないはずだったのだ。 二人がきのこを生やしそうなくらい沈んでいるのは、あまりに急展開で進みすぎたせいで、家族やジムリーダーたちに偽装関係であることを伝える隙がなかったことが原因だった。 ロンド・ロゼでの交際宣言後、控え室としておさえていた一室に戻ってきた二人は、ソファに腰掛けて一息を吐こうとした。 そこに飛んできたのは、目を回したキバナのスマホロトムである。 「もう無理ロト……」 フラフラとスマホから抜け出したロトムは、キバナが慌てて謝りながら取り出したモンスターボールへと収まっていった。 スマホには大量のメッセージが届いていた。 ロトムが目を回したのはこのせいであろう。 取り敢えず開いたメッセージアプリの一番上部にあり、メッセージ受信数も一番多かったリーグ委員長、チャンピオン、新旧ジムリーダーがメンバーとなっているガラルリーググループをまずは確認する。 先にメッセージアプリを確認したダンデが無言で固まっているため嫌な予感しかしなかったが、見ないことには始まらない。 『ダンデさん、キバナさん、おめでとうございます』 可愛らしく祝福してくれている新チャンピオンや新ジムリーダーたちは良い。 あとで偽装交際だということを伝えなければと思ったが、この三人は癒しだった。 問題はその後である。 『オマエらの結婚式のための歌作りは任せなさい』 『式場の予約は任せなさい。 伝手があるの。 二人の希望を元に最高の場所を候補にあげてみせるわ』 『もしサムシングフォーが必要なら遠慮せずに言いにきな。 ハンカチでもアクセサリーでも用意するからね』 『良ければ盃はぼくに準備させてくれ』 哀愁のネズらしからぬメッセージを皮切りに、ルリナ、メロン、カブが結婚を前提に話し始めている。 ヤロー、サイトウやオニオン、ポプラ、マクワも徐々に会話に加わっているが、一貫してダンデとキバナの結婚からブレることがない。 仕事が早いネズがワンフレーズを歌ったボイスメッセージを投下したところで最高潮を迎えている。 交際宣言をしただけなのに。 伝えてなかったけれど偽装なのに。 良く考えてみてほしい。 二人はライバルとして健全な関係しか築いて来なかったはずだ。 頼むから冷静になってくれ。 何もメッセージを送ることなく、二人はそっとガラルリーググループを離れる。 既読が付いているからバレているだろうが、本人そっちのけで盛り上がっているからか何も言われなかった。 「……………ホップにまで祝われてしまったんだが」 「……………オレも、母さんからも父さんからもおめでとうって来てる。 でも先に教えてほしかったって……。 確かにあまりにも早く話が進んだから連絡できなかったのは悪かったけど、母さんはオレたちがライバルでしかないことくらい知ってるだろ……?」 「偽装であることを話すのを後回しにしたのが悪かったのか……? でもオレたち別にそんな……恋人に間違われるような行為はしてなかっただろ……? なんで誰も疑わないんだ……?」 頭を抱えながらぶつぶつと呟いていた二人だったが、深いため息をついてスマホから顔を上げる。 目を合わせれば、自然と苦笑が溢れた。 同じことを考えていることが、手にとるようにわかる。 「先の話になるけど、結婚……するか」 「キミとなら不都合もないしな……」 強くなるためには、切磋琢磨できるライバルが不可欠だ。 もとより死ぬまで共にバトルをするつもりだったのだ。 そこに肩書きが一つ増えたところで、二人の芯にあるものは揺るがない。 最高のライバルが隣にいてくれる人生が幸せに満ち溢れていることに変わりはないのだ。

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