スウェーデン ミッドサマー。 スウェーデン、季節のビッグイベント “ミッドサマー” スウェーデン/ストックホルム特派員ブログ

映画『ミッドサマー』公式サイト 絶賛公開中

スウェーデン ミッドサマー

6月19日は、2020年のミッドサマーイブ(夏至祭前夜)にあたる日です。 夏至を迎えるにあたり、スウェーデンでは例年、盛大なお祝いを開催します。 スウェーデン人にとってはクリスマスと並ぶとても大切な年中行事であり、家族や友人と、サマーハウスや公園などで歌やダンス、食事を楽しみます。 スウェーデン各地の公園などの公共屋外施設、また、前回の記事でも紹介したスカンセンでは、「夏至祭」と呼ばれるイベントが毎年開催されます。 今年は新型コロナの影響もあり、イベント自体の開催は残念ながら中止です。 ちなみに夏至祭では、メイポールと呼ばれる支柱の周りを歌いながら踊ったり、卵運び競争、みのむし競争などのゲームをしながら楽しみます。 またスウェーデンの正装ともされている伝統衣装に身を包んだ老若男女の姿もちらほら。 例年ミッドサマーイブの天気はとても特異です。 晴れていると思ったら、突然土砂降りの雨が降ったり、また晴れたりと、不安定な天気を繰り返します。 しかしながら今年に限っては、全国的に天気がよく、風も穏やかで、過ごしやすい1日になりそうです。 そんなミッドサマーですが、今年は皆さんも自宅で見て、感じて、楽しむことができます。 Visit Swedenという観光機関が、日本時間2020年6月19日18時~20日7時30分(スウェーデン時間19日11時~20日0時30分)の間に、15分から30分程度のライブストリーミングを数回行います。 Facebookのみで視聴可能となります。 ちなみに時間に制約がある方は、日本時間19日22時~22時30分に配信予定のダンス、20日7時~7時30分配信予定のラップランドの白夜下でのスキーが必見です。 ぜひこの機会に、スウェーデン最大のイベントを通してスウェーデン文化を覗いてみてはいかがでしょうか。 特派員プロフィール• ストックホルム特派員 たってぃ さん 2017年スウェーデンへ、2020年から首都ストックホルムに移住。 英語や海外に興味を持ちはじめたのは12歳の時、『地球の歩き方』に出会ったのが十数年前。 旅行前も道中も、いつも『地球の歩き方』を熟読。 石川県出身。 質問等ありましたらまでDMお願いします。 スウェーデンの今• スウェーデンを旅する• スウェーデンの詳細情報• 旅の準備• おすすめ特集•

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『ミッドサマー』に日本映画の影響!アリ・アスター監督が熱弁

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CONTENTS• スウェーデン、ドイツ、イギリスの夏至祭を自ら調べて題材にしました。 映画ツウや批評家が絶賛する中、一般の観客の間ではディベートが起きた衝撃作。 原題の『Midsommar』は、スウェーデン語で6月の祝日に当たる夏至祭。 躁うつ病を患う妹から貰ったメールに不穏な気配を感じ、ダニーは精神的に不安定になっていました。 クリスチャンの友人・マークは、いつも頼りっきりのダニーと別れるべきだと助言。 クリスチャンは、心配し過ぎてダニー自身の生活にも支障が起きていると彼女を諭します。 安定剤を服用したダニーは言われるままに納得。 しかし、程無くしてクリスチャンのスマホに再びダニーから連絡が入ります。 うんざりして呆れ顔のマークをよそにクリスチャンが電話に出ると、取り乱したダニーが叫んでいました。 ダニーの妹が両親を巻き添えに無理心中し、彼女は家族全員を失ったのです。 突然の悲劇に見舞われたダニーに同情するクリスチャンは、別れを切り出せませんでした。 元気づけようとクリスチャンはダニーをパーティへ誘います。 そこで、ダニーは、クリスチャンが男友達だけでスウェーデンへ旅行する計画をしていたことを知ります。 秘密にされたことにダニーは傷つき、クリスチャンと口論。 気まずくなり帰ろうとするクリスチャンを引き留めようと、ダニーは下手に出て機嫌を取ります。 罪悪感を覚えたクリスチャンはダニーも旅へ誘いました。 スウェーデンから来た留学生・ペレの故郷で90年に1度行われる夏至祭へ参加することになります。 ペレは、ダニーも一緒に来ることを歓迎し、家族に起きたことに触れてお悔やみを述べます。 ペレの言葉が終わらない内に、動揺したダニーはトイレに駆け込み泣きじゃくります。 クリスチャン、ダニー、マーク、そしてジョッシュは、ペレと共にスウェーデンへ。 到着すると、地元の女性を見たマークは興奮を隠せません。 人里離れた小さな村へ着きペレは弟に再会。 弟はイギリスからサイモンとその彼女・コニーを夏至祭へ招いていました。 用意された宿泊所は、村民も一緒に寝泊まりする大きなスペースで、壁には鮮やかな色で絵が描かれています。 アメリカやイギリスから来たゲストを村人達は皆笑顔で温かく迎えます。 広く美しい平原には、多くの村民がコスチュームを着て集い平穏な雰囲気でした。 翌日、9日間の予定で夏至祭が始まり皆で食事を摂ります。 初老の男女が立ちあがってお酒を酌み交わした後、女性が村人たちに切だった崖の頂上まで運ばれます。 下からその様子を見ている全員の目の前で、その女性は投身自殺。 ショックのあまり、サイモンとコニーが抗議の声を上げます。 しかし、初老の男性も後に続いて崖から落下。 まだ息のある男性に対し、村人が大きな小槌で顔に振り下ろします。 異常な事態に呆気に取られるクリスチャン達ですが、ダニーは人の死を立て続けに見させられ狼狽。 怒り心頭のサイモンとコニーを、村の長・シヴが声を掛け、年を取り続けて苦しむより、彼等にとっては喜びなのだと説明します。 耐えられず村を出ると言うダニーに対し、ペレは、自分も同様に両親を失っているのでダニーの気持ちは分かると話します。 人の人生を年齢で春夏秋冬に分ける代々伝わった村の儀式だとダニーを説得しました。 荷物をまとめて村を出る準備を整えたコニーに、村人は、サイモンが先に駅へ向かったと伝えます。 ペレは、村の儀式は秘密であり、ルールを定める年長者達が許可しないと反論。 食い下がるジョッシュに、一応尋ねてみるとペレは返答します。 夜になり、クリスチャンを気に入った村の少女が恋の成就を願い、クリスチャンが眠るベッドの下にお守りを忍ばせます。 翌日、ペレは、場所や人の名前は明かさず、写真撮影も禁止であることを条件に許しが下りたことを伝えます。 しかし、夜になり、ジョッシュは神殿に忍び込み、村の古い書をスマホで写真を撮ります。 ジョッシュは、背後から頭を殴打され床に血を流して倒れます。 そして、先祖の魂と繋がっていると村で信じられている枯木に用を足したマークを、年長者が怒鳴りつけます。 食事の時間になり、村の若い女性がマークを笑顔で誘い出します。 もともとスウェーデン女性と関係することを目論んでいたマークは、一緒に連れ立って席を離れます。 ジョッシュやマークが戻らないまま祭典は進行。 ダニーは村の女性達に誘われ、踊りの競争へ参加。 皆と同じ服を着て、生花で作られた冠を被って踊ります。 見物する群衆に混じるクリスチャンに、女性が近づき飲み物を提供します。 言葉が通じないまま飲み干すクリスチャンの視界はほやけ、意識がもうろうとして来ます。 そして、ダニーがダンスを続ける中、シヴに呼び出されたクリスチャンは、彼をとても気に入っている村の少女との性行為を勧められます。 頭を振ってクリスチャンが出て来ると、最後まで踊り続けたダニーがマイ・クイーンに選ばれます。 村民全員が祝福しダニーは美しい花で覆われたテーブルの上座に着席。 促されるまま、村の豊作を願う儀式へ畑に連れ出されます。 その間、クリスチャンは更に薬で精神的自由を奪われ、神殿で全裸の村民女性が歌う前で、彼に思いを寄せる少女との性行為へ導かれます。 畑から戻ったダニーは、神殿から聞こえる歌声に惹かれて鍵穴から中を覗き、ショックを受けて飛び出します。 村民の女性達がダニーを迎える様に周りを囲み、ダニーが泣きわめく声を真似て一緒に叫び始めます。 クリスチャンはことを終えると、裸のまま納屋へ走り出します。 中へ入ると、内臓を取り出されたサイモンが吊るされており、くり抜いた両目に花が挿入されていました。 動転して振り返った途端、粉の薬を吹きかけられたクリスチャンは失神。 メイ・クイーンの座に着いたダニーは、年長者からクリスチャンの処遇を決めるよう促されます。 ダニーは、クリスチャンの死を選択。 村人達は、ジョッシュ、マーク、そしてコニーの首を神殿に飾り付け、村から2人の志願者も壁際に腰掛けます。 そして、剥いだ熊の毛を着させられたクリスチャンは、薬で体が動かせないまま床に座っています。 神殿に火が放たれ、見る見るうちに凄まじい炎が建物を覆います。 涙を溜め、悔しそうにその光景を見つめていたダニーの顔に、うっすらと笑顔が浮かびます。 初老のカップルが投身自殺をする直前、村の若い女性が岩に刻まれたルーン文字に自分の血をなすりつける場面があります。 読み取れた2文字をご紹介。 そして、 劇中に、1才から16才は春、17才から32才は夏、33才から52才は秋、53才から72才は冬、と考える村の伝統をペレがダニーに説明しています。 日本でも高齢者を口減らしの為に家長が山に捨てる姥捨てが行われたと言う民話が残っていますが、本作の夏至祭では、 ある年齢に達した人の自殺が祭典開始直後に起こります。 また、劇中を通し、儀式のシンボルについての説明は皆無。 監督・脚本を務めたアリ・アスターが「観客は混乱すると思う」と述べている通り、美しい花々と笑顔の村民による殺戮は、正に昼間の悪夢を見ているようなのです。 1つだけ分かるのは、精神的にもともと不安定で人に依存し過ぎるダニーとクリスチャンの関係が冷え切っている点。 しかし、妹の無理心中で家族を失ったダニーに同情したクリスチャンは、別れを口にできません。 一方、自分の誕生日をクリスチャンが忘れていると知っているダニーは、愛されていないことを知っていながらも、クリスチャンに頼りっきりです。 アスターは、ダニーに自分をなぞらえているとインタビューで語っており、 実生活で恋人と別れた経験を脚本に書き、映画の中でダニーによって復讐をしています。 冒頭に起きるダニーの家族の悲劇を描写した連続シーンは非常に暗く、 この先はもっと悪いことが起きると暗示。 ダニーの部屋にある壁の絵も儀式の内容を示唆。 スウェーデンの村へ行く外国人学生に危険が迫ることを観客が予想できるよう、アスターは構成しています。 人は真反対のものを同時に見続けると混乱し不快な気分に陥りますが、 人間はそれでも知りたいと思う動物だと先刻承知のアスターが仕掛けた術中にはまってしまうのです。

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映画『ミッドサマー』あらすじネタバレと感想。「ヘレディタリー」を軽々と凌駕する狂気に満ちた夏祭り!

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長く暗い冬が終わり、明るい日差しがまぶしく輝くスウェーデンの初夏、新緑が美しく野花が咲き誇る、1年で最も過ごしやすく美しい季節です。 卒業シーズンを迎え、学校も夏休みに入り、いよいよ夏本番。 そんなスウェーデンの6月下旬、夏至に合わせて行われるお祭りがミッドサマーです。 クリスマス、イースターと並び、スウェーデンの最も重要な年間行事の一つであるミッドサマーとは、いったいどんなお祭りなのか、その由来、祝い方、食事の内容など、ミッドサマーのすべてをご紹介します。 sweden. sweden. se) 日照時間が20時間?!白夜の国スウェーデン 北ヨーロッパ、スカンジナビア半島に位置するスウェーデンでは、サマータイムに切り替わる3月後半から日照時間の長さを感じるようになります。 スウェーデン北部では6・7月には白夜となり、ストックホルムでも夜の22時頃に夕日が沈み、朝4時頃には朝陽が昇ります。 日照時間が長くなり始めると、近づく夏に心を躍らせるスウェーデンの人々は外で過ごす時間が増えていき、夏の休暇の計画を立て始めます。 スウェーデンでは年齢により多少異なりますが、年間5週間ほどの休暇が保障されており、夏に3・4週間ほどとるのが一般的です。 ミッドサマーに合わせて夏の休暇を取り始める人も多く、日本のお盆のように帰省・移動ラッシュが見られ、家族や友人とサマーコテージや別荘でお祝いする人も多く見られます。 sweden. se) ミッドサマー、その由来は? 夏至祭であるミッドサマーはスウェーデン語では「Midsommar」と表記され、「ミィドソンマル」と呼ばれます。 その昔は毎年6月23日に祝っていましたが、1953年に移動祝祭日となり、6月19日から26日の間で夏至に近い金曜日がミッドサマーイブとなりお祝いをします。 クリスマスと並ぶスウェーデンで最も重要な行事の一つであり、もともとはキリスト教に由来しており、洗礼者ヨハネを祝うお祝いであるとされていました。 しかしながら、宗教色が薄れつつあるスウェーデンでは、その昔から農業国だったことから、6月の終わりは閑散期でお祝いをするのに適していたからという説もあります。 現代では、長い冬が終わり夏の到来を祝う行事というのが最も一般的で、家族親戚と祝うことが多いクリスマスに対して、ミッドサマーは友達などと祝う人も多く見られます。 sweden. se) ミッドサマーの象徴、メイポール ミッドサマーのお祝いに欠かせないのがメイポール。 スウェーデン語で5月を「Maj マイ 」と呼ぶのですが、マイストングの「マイ」は5月という意味ではなく、白樺の葉で飾ったものという意味です。 その名の通り、白樺の葉と季節の野花で飾るのがスウェーデンのメイポール。 ミッドサマーのお祝いに手作りのメイポールを作る家族も多く見られます。 メイポールの形は複数、諸説あり、女性と男性を象徴しているともいわれ、スウェーデンには3月生まれの人が多いという話も?!メイポールとともに欠かさないのが、ミッドソンマルクランス Midsommarkrans と呼ばれる花の冠です。 メイポール同様に白樺の葉と野花で花の冠を作ってかぶっている人を多く見かけるのもミッドサマーらしい光景です。 sweden. se) 大人から子どもまでみんなで踊る「カエルのダンス」 ミッドサマーのお祝いは、白樺の葉を切り草花を集めてメイポールを作ることから始める家庭もありますが、スウェーデンならどんな小さな町でも大きなメイポールを立てて人々が集まってお祝いをする場所が設けられています。 その地方の民族衣装を来た人々が集まり、町の中で素人でも楽器が上手な人がバイオリンや、アコーディオン、スウェーデンの伝統楽器であるニッケルハルパと呼ばれる鍵盤ハープなどを演奏し、祭りは本番を迎えます。 民族衣装に生演奏でにぎわう中、子どもから大人まで老若男女、多くの人々で伝統のフォークダンスを踊る姿は圧巻です。 老人も子どももみんなカエルの真似をして「クワックワ」と飛び跳ねる様子は、とても微笑ましく一見の価値ありです。 sweden. se) ミッドサマーと言えば・・・ スウェーデンにはミッドサマーの夜に、7種類の草花を枕の下に敷いて寝ると将来の結婚相手を夢見ることができるというかわいいらしい言い伝えがあります。 7種類の草花はその地域によって異なり、9種類必要であるという地域もあるので、スウェーデンで夏至祭を祝ったあとには、その地域の方に聞いて試してみるというのもありかも?! もう一つ、ミッドサマーと言えば、例年天気がいまいちなことで有名です。 カラッと晴れるということはめったになく、雨が降り小寒く「ミッドサマーの天気」という言葉もあるほど。 おしゃれをして、外で食事をして、ダンスをして、1日中夏を満喫したいスウェーデンの人々は、お天気対策に余念がありません。 庭にテント、レインコートなどを準備し、どんな天気でも食事は外で、必ずダンスは踊るのがスウェーデン流のミッドサマーのお祝いです。 sweden. se) 意外と質素なミッドサマーの食事 ミッドサマーの食事に欠かせないのが、新じゃがです。 ジャガイモが主食であるスウェーデン、日本の新米と同様に新じゃがの味は格別です。 ミッドサマーのお祝い用に新じゃがを自家栽培する人も多く、ディルという香草とともに茹でて、ニシンの塩漬けとサワークリームやニシンの酢漬けといただきます。 デザートはイチゴと決まっており、イチゴと生クリームで食べたり、イチゴのケーキを食べたりします。 飲み物は、スナップス(Snaps)やヌッベ(Nubbe)と呼ばれるアルコール度が30度を超える蒸留酒です。 スナップス用のグラスを手に取り、お酒専用の歌をみんなで大合唱した後に、ぐっと飲み干します。 こうして、スウェーデンのミッドサマーの長い夜は更けていきます。 sweden. se) ミッドサマーを体験するならここ! スウェーデンのミッドサマーを体験したいという方に、ぜひ訪れてほしいのがダーラナ地方です。 1700年代ごろから森林作業が盛んになり、その残り木で子どもの遊び道具を作り始め、1830年代に入ると木彫りの馬に色を塗り、模様が描かれるようになり、ダーラナホースが生まれました。 そんなスウェーデン人の心の故郷ともいえるダーラナ地方は、例年観光客が2万人ほど訪れる、伝統的なミッドサマーのお祝いを楽しむスウェーデンミッドサマーの聖地ともいえる場所なのです。 当日は観光客のためにお祝いをするので、地元の人々は前日にお祝いをするほどの力の入れよう。 2万人の国際色豊かな観光客とともにスウェーデンの「カエルのダンス」を踊ってみれば、一生の記念に残る旅行となること間違いありません。 sweden. se) ストックホルムでミッドサマーを祝いたいという方は、野外民族博物館スカンセン(Skansen)がおすすめです。 博物館と美術館の島として有名なユールゴーデン島にあるスカンセンでは、生の楽器演奏と共に民族衣装で伝統的なダンスを踊る人々を見ることができます。 スウェーデンの気持ちのよい夏に行われるミッドサマー。 ぜひ、一度体験してみてはいかがでしょうか。 Text:サリネン れい子.

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