【目次】 ・ ・ ・ ・ ・ 退職の挨拶メールが届いた…。 どう返信するのが正解? お世話になった上司や取引先のかたから、退職の挨拶メールが届いたら、どう返信したらよいのでしょうか? せっかくですから、感謝の気持ちや心遣いが伝わるメールを送りたいですよね。 今回は「一斉メールにも必ず返信すべき?」「相手に聞いてはいけないことは?」など、返信する際のマナーについても解説していきます。 【基本編】退職の挨拶へのメール返信 c Shutterstock. 返信すべきか悩むところですが、基本的には、個人のアドレスにメールが届いた場合は、返信するのがマナーでしょう。 社外の人から個人宛にメールが届いた場合も同様です。 社外の人から「部署全体へ」という場合は返信は必須ではありません。 ただ、今後も相手とのつながりや企業間の関係が続きそうな場合は、返信しておく方が良いでしょう。 また、個人的に親しい間柄だった場合や、お世話になっていた場合は、メールが届く前に本人から退職の話を聞かされているかもしれませんが、メールも返信した上で、直接または電話などで改めて挨拶することもあるでしょう。 退職の挨拶メールが届いたら、できるだけ早く(当日中に)返信するよう心がけましょう。 社外の人からは、多少の余裕を持って挨拶メールが送られてくる場合が多いものですが、引継ぎや有給消化などで忙しくしている可能性もあります。 こちらも相手の負担にならないよう、退職の挨拶メールにはできるだけ早く返信しましょう。 返信の件名は奇をてらう必要はないので、Re:をつけたままにするか、「退職のご連絡ありがとうございます」「お礼にて」などといった、オーソドックスな件名が良いでしょう。 (1) 退職の挨拶を受けたことへのお礼の言葉 (2) 在職中の業績を称える言葉やお世話になったことへの感謝の言葉 (3) 新しい環境での活躍や相手の健康を祈る言葉 親しい間柄であれば、(2)のパートに、共に過ごした思い出のエピソードや、辞めてしまうことへの名残惜しい気持ちなどを入れても構いません。 ただし定年退職の場合は、主に目上のかたへ向けていますから、「称える・ねぎらう」という行為は失礼になりかねません。 そのような場合には、お世話になったことへのお礼に重きをおくようにしましょう。 挨拶メールに退職の理由や(転職が理由で退職する場合は)転職先などが書かれていない場合は、こちらから詮索するようなことは控え、あくまで今後を気遣う言葉で送り出すと良いでしょう。 またプライベートな内容も避けた方が無難です。 うっかり退職日以降に送ってしまった場合、会社のPC管理者がメールを閲覧する可能性もあるからです。 相手に迷惑をかけないためにも、人に知られたくないような深い話は普段から会社のPCメールではなく、プライベートでやり取りするようにしましょう。 【社内・同僚編】退職の挨拶へのメール返信 c Shutterstock. 当時の苦労話や笑い話など具体的な一コマを交えながら、相手の業績や存在の大きさ、感謝の思いを伝えましょう。 お忙しいところ退職のご挨拶をいただき、ありがとうございます。 お顔が見えなくなるのは寂しくなりますが、新天地でのご活躍をお祈りしております。 くれぐれもお体に気をつけてくださいね。 いつのまに? 水くさいですよー 笑。 あの時は部長も巻き込んで本当に大変でしたねー 苦笑。 でも、そんな伝説の男がいなくなるのは寂しくなります 笑。 例 「これから大変だとは思いますが頑張ってください!」 嫌な過去に触れること。 例 「みんなを巻き込んだ3年前の酔っ払い事件は忘れられません 笑 」 家族や第三者が見て不審、不快に思うことや馴れ馴れしい言葉。 その場合は、これまでお世話になったことに対しての感謝の言葉に換えて述べると良いでしょう。 退職なさるというお話は以前から伺っておりましたが、いざこうしてメールを拝見し、その日を迎えるとなりますと、寂しい気持ちが募ってまいります。 仕事で悩んでいた時にはさりげなく飲みに連れて行ってくださったことや励ましていただいたお言葉など、今思い起こしましてもありがたく、ただただ感謝申し上げます。 これまでお教えいただいた業務、お心を、これからも大切に引き継いでまいりたいと存じます。 退職なさっても、皆さんに頼られたりきっと何かとお忙しい毎日と存じますが、どうぞお体大切に お過ごしくださいませ。 〇年間、本当にありがとうございました。 御礼にて失礼いたします。 37年間、本当にご苦労様でした!!! 例)「これからも頑張ってください!」 「長い間、ご苦労様です」 年寄り扱いするような失礼な言葉。 例)「そんな歳だとは知りませんでした」 「家にこもったりせずにアクティブに過ごしてください」 【取引先編】退職の挨拶へのメール返信 c Shutterstock. そして、後任の方への引継ぎや今後のお付き合いといった項目も含まれてきますので、丁寧な表現を心がけましょう。 このたびはお忙しいなかにもかかわらず、ご丁重な退職のご挨拶をいただきまして、 まこと恐れ入ります。 御厚意の数々に改めて御礼申し上げます。 略儀ながら、御礼にて失礼いたします。 このたびはご丁寧に退職のご挨拶をいただき、誠にありがとうございます。 お知らせいただき、正直驚きました。 例)「オフレコ話もたくさんしましょう!」.
次の人事異動の挨拶メールが届いたら、返信には必ずお礼を記載する• 在任中にお世話になったことに対するお礼も記載する• 新天地での活躍を祈念する言葉を添える 人事異動の挨拶メールには必ず返信しよう! 人事異動の挨拶メールは、一括送信されることもあるでしょう。 そのため、「たくさんの人に送っているだろうから、返信しないほうがいいのかな……」と悩む方もいらっしゃるのではないでしょうか。 たとえたくさんの人に送っていそうであっても、人事異動の挨拶を受けたならば、 返信をするのが礼儀です。 特にお世話になった人の場合には、これからの関係性を良好にするためにも、必ず返信するようにしましょう。 人事異動の挨拶メールに対する返信をするときの5つのポイント 人事異動の挨拶に返信をする際には、「何を書いたらいいのかわからない」という方も多いでしょう。 簡潔すぎる返信をするのも味気ないですが、長すぎるのも問題です。 そこで次に、人事異動の挨拶メールに返信する際に気をつけておきたい5つのポイントを紹介します。 ポイント1.できるだけ24時間以内に返信する 人事異動の挨拶メールに対する返信は、できるだけメールを受け取ってから 24時間以内に返信しましょう。 あまりにも遅すぎる返信は、後回しにしていたように感じられるため、あまり印象がよくありません。 出張や有給取得などで遅れてしまった場合には、「出張中だったため、返信が遅くなってしまい申し訳ございません」などと一言添えるとよいでしょう。 ポイント2.タイトルは変更せずに返信する 人事異動の挨拶メールに返信する際には、 受信したメールのタイトルは変更せずに返信するようにしましょう。 人事異動時には、異動する人が多くの方へ挨拶や、引き継ぎの連絡をしていることが考えられます。 挨拶メールの返信だと一目でわかるように、「Re:」とついたままで返信することが好ましいです。 ポイント3.挨拶メールをいただいたことに対するお礼を述べる 人事異動の挨拶メールが届いたら、その返信には必ず「 挨拶のメールをいただいたことに対するお礼」を述べることを心がけましょう。 社内・社外を問わず、人事異動は引き継ぎを要します。 人事異動が行われる旨を伝えるメールは、受け取り側に取っても、社内外の様子を把握するために非常に重要です。 人事異動の挨拶メールが届いたら、返信には知らせてくれたことに関するお礼を記載しましょう。 ポイント4.在任中にお世話になったことに対するお礼 人事異動に関する挨拶メールへのお礼を述べたら、次は「 在任中にお世話になったことに対するお礼」を記載しましょう。 人事異動に関する挨拶メールをいただいたことに関するお礼のみでは、どうしても返信メールの内容が簡素になってしまいます。 受領の旨だけでなく在任中にお世話になったことに関してのお礼を述べれば、人事異動をする相手も気持ちよく引き継ぎを行なうことができるでしょう。 特にお世話になった人の場合は、思い出のメッセージを添えると好印象を与えられます。 ポイント5.新天地での活躍を祈念する言葉を添える 人事異動に関する挨拶メールへのお礼、在任中にお世話になったことに対するお礼を記載したら、次は「新天地での活躍を祈念する言葉」を記載しましょう。 ここまで記載すれば、人事異動の挨拶メールに対する返信としては十分な文量になります。 人事異動の挨拶メールが届いたら、返信には必ずお礼を記載する• 在任中にお世話になったことに対するお礼も記載する• 新天地での活躍を祈念する言葉を添える 人事異動の挨拶に対する返信文例 これまで紹介したポイントを元に、人事異動の挨拶メールに対する返信の文面をどのように作成したらいいのか、確認してみましょう。 紹介する例文を元に、オリジナリティのあるメッセージを追加して、返信の文面を作ってみてはいかがでしょうか。 人事異動の挨拶がメールで届いた場合の返信文例 まずは、人事異動の挨拶がメールで届いた場合の返信の文例を確認してみましょう。 ご丁寧に異動のご連絡いただきまして、 誠にありがとうございました。 貴職が弊社を担当していただきまして、こちらも 大変スムーズにお仕事をさせていただきました。 改めて感謝申し上げます。 今後ともどうぞよろしくお願い申し上げます。 ご多忙のところ、異動のご連絡をいただきまして 誠にありがとうございます。 今後ともどうぞよろしくお願い申し上げます。 今後とも、どうぞよろしくお願いいたします。 また、書面の場合は、メールよりも格式高い文面で返信することが必要なことに注意しましょう。 【文例】書面での挨拶メールに対する返信の書き方 拝啓 このたびはご丁寧なご挨拶状を頂きまして、ありがとうございます。 その節は誠にありがとうございました。 本来ならば、異動前にお目にかかってお礼を申し上げるべきところですが、 書面にて失礼させていただきます。 新任地におかれましても、お元気でますますご活躍されますよう、 心よりお祈り申し上げます。 特に親しい上司や先輩の場合は、思い出話やエピソードを添えて、感謝の気持ちを示すことがポイントです。 仕事に行き詰まっている際に、 ご多忙にも関わらず助言をいただいたこと感謝しております。 新しい部署に行かれましても、益々のご活躍をお祈りいたします。 今後ともご指導ご鞭撻のほど、よろしくお願い申し上げます。 良好な関係を築くためにも心のこもった返信を.
次の返信のメールに差出人との思い出などを加えるとさらに気持ちが伝わります。 人事異動の時期になると、社内の人や取引先の担当者から、他の部署などへ異動するという旨の挨拶メールが届くかと思います。 異動の挨拶メールが届いた場合、どう返信したらいいのか悩む人も多いでしょう。 返信する際のマナーや要点をしっかりと押さえながらも、お世話になったことへの感謝の気持ちや心遣いが伝わるメールを送りたいですよね。 人事異動の時期につきものの、挨拶メールの返信ポイントを以下に解説します。 参考にしてください。 「できるだけ早く」「必ず返信」 異動の挨拶メールには、できるだけ早く、必ず返信するのがマナーです。 忙しさのあまり何日もそのままにしていると、返信するタイミングを逃してしまいます。 送信者にしてみれば、相手からの返信がないと「正しくメールが届いているのか」「何か失礼なことがあったのではないか」と不安になるでしょう。 こちらからの返信は、「これまでありがとうございました」という感謝の気持ちを伝えるとともに「確かにメールを受け取りました」という意味もあります。 何らかの理由があり遅くなる場合でも、異動日までには返信するよう心がけてください。 「宛名」「返信先」に注意する 返信する際には宛名、送信先を間違いのないように注意しましょう。 社内の人からの異動挨拶は、一斉メールで届くこともあります。 この場合は必ず送信者だけに返信するようにしましょう。 社外の人へ返信する場合の宛名は、• 組織名+役職名+氏名+様 となります。 組織名は省略せずに、正式名を記載します。 社内の人の場合は、• 役職名+氏名+様• または名字+役職名 と記載します。 組織名・役職名は送られてきた現在のもの(現職)を入れます。 はじめにメールのお礼を述べる はじめに異動挨拶のメールをいただいたお礼を述べます。 送信者が社外の人である場合は、「平素は格別のお引き立てを賜り厚くお礼申し上げます」などの業務上の挨拶から書き出し、氏名を名乗ってからお礼を述べます。 文体は、差出人と自分の立場や関係によって選ぶことが大切です。 ただし、親しい仲であっても、あまりにも砕けすぎた内容は避けた方がよいでしょう。 このたびはご丁寧に異動のご挨拶をいただき誠にありがとうございました。 今後ともご指導ご鞭撻のほど、よろしくお願い申し上げます。 社内では部署が変わっても何らかの関連があるでしょう。 また社外の担当者が異動しても会社同士のお付き合いは続きます。 相手に失礼のないように、お互いのより良い関係を築くために、異動の挨拶メールが届いたら返信のポイント5つを参考にしてみてください。 【関連記事】•
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