バイデン 政策。 バイデン氏、左派と政策協議 米大統領選

アフター・トランプの世界

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外交・対中国 トランプ大統領は、存在感を増し続ける中国と、貿易や安全保障など多方面で激しく対立しています。 新型コロナウイルスの感染拡大をめぐっても、中国が諸外国に物資や医療面で支援にまわり存在感を増す中、ウイルスは中国が発生源だと強調して責任を追及するなど対立を深めています。 また、就任当初から「アメリカ第一主義」を掲げ、イランの核合意から離脱したほか、同盟国にはアメリカ軍の駐留経費の分担などを増やすよう強く求めています。 北朝鮮やロシアなどに対しては、経済制裁で圧力を強めながら大統領自身が対話を主導して事態の打開を図ろうとしていて、今後もこうした外交を推し進めていく方針とみられます。 これに対してバイデン前副大統領は、国際社会でのアメリカの指導力を取り戻すと主張し、中国に対しては、同盟国と連携して対抗していく考えを示しています。 イランの核合意では、オバマ前政権の政策を引き継ぎ、イランが合意を守ればアメリカも合意に復帰する考えを示しているほか、ロシアとの核軍縮条約「新START」の延長を目指す考えを示しています。 経済・雇用政策 トランプ大統領は、歴史的な株高と好調な雇用環境を成果だと誇ってきましたが、新型コロナウイルスの影響で景気や雇用情勢が急速に悪化する中、経済の悪化はみずからの再選の行方を左右することになると考え、対策に本腰を入れているものとみられます。 そのため、かつてない規模の支援に乗り出していて、大人1人当たり最大1200ドル、日本円でおよそ13万円の給付などを含めた総額300兆円に上る過去最大の経済対策を迅速に決めたほか、公共事業への投資や中間層の減税など強力な財政出動を掲げています。 一方、バイデン前副大統領は4月に発表した計画で、国が経済的な救済に積極的に介入する「大きな政府」を掲げる民主党の理念のもと、新型コロナウイルスの影響で厳しい状況にある労働者や中小零細企業を保護する姿勢を鮮明にしました。 また大きな議論となっている経済活動の再開をめぐっては、トランプ大統領が早期の再開に意欲を見せる一方、バイデン前副大統領は科学的な検証が必要だとして慎重な立場です。 貿易政策 トランプ大統領は、NAFTA=北米自由貿易協定の見直しや、中国に対して高い関税を課して圧力をかけ、アメリカ産の農産品の輸出拡大を約束させるなど強硬な貿易政策をとってきました。 これに対して、バイデン前副大統領は「やり方が古い」などと批判してきましたが、民主党は伝統的に保護主義的な貿易政策を掲げているだけに、互いの政策の差別化は難しいともみられています。 社会保障 トランプ大統領は、オバマ前政権が導入した医療保険制度、いわゆるオバマケアについて、財政負担が大きく、保険加入をめぐる個人の自由も奪うなどとして、撤廃を訴えています。 撤廃は実現していませんが、制度の一部を見直し、個人の加入義務を事実上廃止したとして、成果だと強調しています。 これに対しバイデン前副大統領は、みずからも携わった医療保険制度、オバマケアの継続、拡充を訴えています。 さらに、メディケアと呼ばれる高齢者向けの公的医療保険の対象年齢を引き下げて拡大する考えも示しています。 気候変動 トランプ大統領は、地球温暖化対策の国際的な枠組み「パリ協定」について「一方的で金がかかる」と批判し、協定からの離脱を国連に通告しました。 また、オバマ前政権が認めなかった原油パイプラインの建設計画の推進を指示するなど、気候変動対策や環境保護よりも産業や雇用創出を重視する姿勢を鮮明にしています。 これに対し、バイデン前副大統領は、パリ協定からの離脱は暴挙だとして、大統領に就任すれば協定に再び参加すると表明しています。 さらに、再生可能エネルギーへの投資を拡大させ、温室効果ガスの排出量を2050年までに実質的にゼロにすることなどを掲げています。 移民政策 トランプ大統領は、国民の雇用を守り治安を維持するためなどとして、入国審査の厳格化や不法入国の取締り強化など強硬な移民政策を推し進めてきました。 不法入国を防ぐための国境の壁の建設や難民の受け入れ制限など、国外からの人の流入を抑える政策を相次いで打ち出しています。 一方、バイデン前副大統領は、移民はアメリカの成長の原動力で国の根幹を成すものだなどとして、適切な入国管理を行ったうえで移民を受け入れていくべきだと主張しています。 国内で暮らす1100万人に上るとされる不法移民の市民権の取得に道筋をつけるほか、幼いときに親に連れられて不法入国した人たちの強制送還を猶予するDACA(ダカ)と呼ばれるオバマ前政権の政策を復活させるとしています。 銃規制 トランプ大統領は、銃の所持は合衆国憲法の修正第2条に定められた権利だとして、銃規制の強化には慎重な立場です。 共和党の有力な支持団体、NRA=全米ライフル協会が規制強化に反対する中、「憲法修正第2条を守る」などと繰り返し発言し、銃を持つ権利を擁護する姿勢を強調しています。 一方、バイデン前副大統領は憲法修正第2条を尊重するとしたうえで、必要な規制を行うべきだと主張しています。 多数が犠牲になる乱射事件で繰り返し使用されている殺傷能力の高いライフル銃の製造や販売の禁止や、銃の購入者の確認や調査の徹底、インターネットを通じた銃や弾薬の販売の禁止などを訴えています。 (ワシントン支局 取材班).

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中国が熱望するバイデン氏が米次期大統領になれば日本はどうなる

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今週のスーパーチューズデーでは、それまで下位を走ってきたジョーバイデン氏が、撤退した保守系の他の候補者の支持層を取り込んで躍進し、首位を走っていたバーニー・サンダース氏を窮地に追い込んでいます。 米国には、「」という歴史があり、かつ巨大企業や資本家が国政の奥深くまで介入しているため、サンダース氏のような「究極のリベラル」に対する拒否感が社会全体にあります。 それを踏まえると、現在のトランプ大統領のような極右政権にウンザリしている国民が、サンダース氏のような「極左(実際にはそうではありません)」候補を警戒し、唯一の中道的な政策を謳うバイデン氏に惹かれるのは無理もない事かもしれません。 しかし、本当にバイデン氏は、有権者たちの望むような政治家なのでしょうか? 今回は、大麻政策を切り口に、彼の大統領としての資質に迫ってみたいと思います。 目次 親切なジョーおじさん バイデン 画像: バイデン氏は、オバマ政権の副大統領として勤め上げた 8年の間に、 「親切なジョーおじさん」のイメージを慎重に培ってきましたが、同時に、自分には全てを棒に振ってしまう可能性のある「過去」があることを自覚しています。 今でこそ、好々爺のようなイメージのバイデン氏ですが、90年代までの彼の経歴を見ると、どうやら違う人物像が見えてきます。 実は彼ほど、アメリカの において害を及ぼしてきた政治家は他にいません。 まず、理解しておかなければいけないのは、今、世界では麻薬(大麻を含む)に対するアプローチが劇的に変化しているという事です。 日本では主要メディアが伝えないために真の情報が入ってきにくい状態ですが、世界は着実に動いています。 2011年6月、国連の は薬物戦争に関する批判的な報告書を公表し、 「世界規模の薬物との戦争は、世界中の人々と社会に対して悲惨な結果をもたらし失敗に終わった。 が始動し、数年後にはニクソン大統領が による薬物との戦争を開始したが、すでにそれから50年が経ち、国家および国際的な薬物規制政策における抜本的な改革が早急に必要である」と宣言しました。 つまり、 これまで行ってきた薬物行政が間違いであった事を、国連が自ら認め、大きく方向転換する必要性を各国に呼び掛けているのです。 その方向性は、「非犯罪化」と「」です。 なぜなら、麻薬戦争が始まった50年前と比較して、教育の質と共に人々の人権に対する意識が向上し、「被害者の存在しない薬物犯罪に厳罰で対処するのは人権侵害である」という認識に変わってきたからです。 情けない話ですが、こうした世界的な動きに反対票を投じているのはアジア諸国で、その筆頭は日本です。 こうした変化の中で、「親切なジョーおじさん」が 擁護してきた法律によって人生を台無しにされた何百万人もの人々とコミュニティに対して、彼は自分のキャリアを胸を張って語れるでしょうか? 市民の資産没収の承認、 麻薬関連犯罪者の大量収監の奨励、最低量刑の設定による執行猶予の撤廃、警察の軍事化まで、ジョー・バイデンはアメリカの薬物政策に関する 悲惨なアプローチの原動力となってきました。 麻薬戦争の(不当な)立役者 画像: この数十年の間にアメリカ政府の行ってきたの主導者の多くは、すでに引退または亡くなっています。 バイデン氏は、こうした 旧勢力の中でまだ権力を保持している数少ない人物の一人です。 デラウェア州の上院議員として、強力な上院司法委員会の議長を務めた 1980年代から、 薬物政策と大量収監に関する彼の影響は始まりました。 バイデン氏が推進した薬物政策は、人種差別的で非効率的、かつ予算のかかる、不当で 抑圧的な政治的泥沼を大幅に拡大しました。 彼の主導してきた失策の数々は、彼が政界に参加した 50年前当時には既に「失策」として分かりきっていたものばかりでした。 そして同様の自己破壊的な薬物戦争が今日、 アメリカと世界中で怒りの渦を巻き起こしています。 アメリカは変わり、バイデンは変わらなかった 画像: この 10年の間に、アメリカは変わりました。 一方、バイデン氏は依然として、連邦レベルでの 大麻の合法化を支持していない数少ない著名な民主党員の一人です。 現在、大麻合法化はアメリカ人の 62%(共和党員の 45%を含む)によって支持されており、 すでに 30州では医療用が、そして 11州では「完全に」合法化されています。 しかし、少なくともバイデン氏は、時代と世論が 彼の周りで変化しているという事実を知ってはいるようです。 画像: 彼は 1980年代には薬物政策について多くのことを率直に語っていましたが、その後 10年近くこの問題について沈黙を守っていました。 彼が実質的に大麻合法化に向き合ったのは 2010年が初めてのようで、 ABCニュースのインタビューで 「 数オンスの所持で人を刑務所に送ることと、それを合法化することには違いがあります。 確かに、罰は犯した罪に見合うべきです。 しかし、合法化は間違いだと思います。 マリファナはゲートウェイ・ドラッグであると今でも信じています。 私は、これまで長い期間、司法委員会の議長としてこの問題に対処してきました」と語っています。 この発言は、それまで数十年もの間、自分が「薬物事犯の大量収監」という政策を推進してきた事実と矛盾しています。 そしてもう一つ、ここで彼が自身のキャリアと絡めて誇らしげに語っている「ゲートウェイ・ドラッグ」という言葉には問題があります。 なぜなら、 ゲートウェイ理論は長い間徹底的に間違いであることを暴かれてきており、今では非科学的なトンデモ理論として扱われているからです。 画像: 長年、アメリカの子どもたちに間違った薬物に関する教育(政府のプロパガンダ)を行って生きた悪名高き D. という教育プログラムですら、今ではこの 古いセオリーを宣伝しなくなりました。 (日本は相変わらずですが。。。 ) つまり、「自分の経験からゲートウェイ理論を支持する」と語ったバイデン氏は、この発言によって、自分の経歴が無意味であった事を自ら証明しているのです。 しかも、呆れた事に彼は、昨年11月の討論会でも同様の発言をしており、国民から失笑を買うと共に、。 バイデン:「麻薬皇帝を作ろう」 画像: バイデン氏は、 刑事司法に関しては、常に正しいわけではないようです。 彼は、 コカインと比較してクラックに対し非常に厳しい処罰を推進しました。 この「1994 Crime Act」と呼ばれる法律は、貧困層や有色人種の居住地域での積極的な警察活動の強化に拍車をかけ、一方では、粉末コカインとクラックの量刑不均衡を確立しました。 画像: 5gのクラック所持は、最小5年の懲役刑で、これは500gのコカイン所持と同罪で、実に100倍も重い量刑です。 コカインもクラックも元は同じ物ですが、コカインは高価なため有色人種のユーザーは少なく、その大部分は白人で、より劣悪な クラックは主に有色人種や貧困層しか使用していません。 物質として社会に与える害は同じであるのに、 刑罰が白人ユーザーには軽いという法律は人種差別的と言われても仕方ありません。 画像: この法律は、想像を絶する規模での悲惨な事態を産みました。 バイデン氏の推進したこの法律 が、民間刑務所の登場と共に営利目的の刑務所産業を産み出し、米国を「収監者数世界一の刑務所国家」に変える上で重要な役割を果たしたのです。 下のグラフは、米国における囚人の数の推移を示した物です。 バイデン氏が薬物政策を推進した80年代から急激に増えている事が分かると思います。 現在、その数は実に230万人にも上ります。 そして、この内の45万人が薬物関連で懲役に服しているのです。 画像: しかし、その事について詳細を求められると、彼は、自分自身のそうした人種差別的な政策を取り消そうと 「何年も費やした」と言います。 画像: 説明責任に関しては、基本的にはこれで終わりです。 バイデン氏は、これまで過去に自身が 社会に与えた損害について全く受け入れていません。 民主・共和両党の政治家の多くは、 「ジャスト・セイ・ノー(アメリカ版のダメ!ゼッタイ)」キャンペーンの時代には麻薬戦争を声高に支持しました。 画像: しかし、閣僚レベルの 「ドラッグ・シーザー(麻薬皇帝)」というアイデアを思い描いたのはジョー・バイデンひとりでした。 「ドラッグ・シーザー」とは、米国連邦政府の薬物政策における全体的な責任者の事で、 薬物政策における絶対権力者です。 その呼び名は、 1982年のニューヨーク・タイムズのインタビューでバイデン氏が作った言葉でした。 その後、レーガン政権と協力して働き、 7年後にホワイトハウスが国家薬物規制政策局( ONDCP)を設立したとき、 彼の夢が実現しました。 そして、その後もドラッグ・シーザーという役職は連綿と受け継がれ、米国の薬物政策に巨大な影響を与えいます。 日本のダメより ダメゼッタイ。 画像: 1996年にバイデン氏は上院で、基本的にドラッグ・シーザーがアメリカ国民を対象とした 大規模なプロパガンダキャンペーンを主導することを要求する法案に投票しました。 その法案の内容は驚くべき物です。 この法律には、「局長(ドラッグ・シーザー)は、規制物質法のスケジュール1にリストされている物質の合法化(医学的使用またはその他の使用)に関連する研究または契約に、連邦から国家薬物規制政策局に割り当てられた予算が費やされないことを保証し、 そのような物質の使用を合法化しようとする全ての試みに反対するために必要な措置を講じます」と書かれています。 要するに、 大麻が安全で効果的な薬であることを示す証拠がどれほど明らかになったとしても、そして合法化による社会的利益が、取締りによる潜在的な害をはるかに上回ることを示す証拠がいくら積み重なったとしても、 ドラッグ・シーザーは、それに関して反対する事を法律で義務付けられているのです。 これまでアメリカにおいて、規制当局と議会の間で繰り返されてきた「意味不明な」やりとりは、これで説明がつきます。 その原因は、全てがこの法律だったのです。 では、その「意味不明な」やりとりの一例を見てみましょう。 以下は、先の麻薬取締局( DEA)長官(もちろん彼女はドラッグ・シーザーです)ミシェル・レオンハート女史が 2012年の議会で、大麻の有害性について質問を受けている様子です。 何を訊いても要点を得ないやりとりが続きますが、上記の法律に明記されている「ドラッグ・シーザーの義務」を念頭に置いて見てみると、彼女がのらりくらりと逃げ回る姿は、単純に彼女の仕事なのだという事がわかります。

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Joe Biden was an advocate for outsourcing critical U. industry to China 最近、ジョー・バイデン前副大統領の話はあまり聞かない。 彼はこれから、トランプ大統領と対戦すると、皆が思っている人物である。 彼は、わずか約8週間前に、バーモント州選出の上院議員、バーニー・サンダース氏を選挙戦から追い落として以来、新型コロナウイルス感染拡大のおかげで極めて目立たないでいられた。 彼にできる唯一のことは、長くじっとしていることである。 一部の人々、特に(トランプ)「抵抗勢力」の一部である民主党員らは、選挙がもっぱらトランプ大統領の話題で持ち切りになるように、バイデン氏に姿を消していてほしいと思っているかもしれないのだ。 彼は有権者に、彼が時局の問題では、どの立場の人か、大統領執務室に次に入りたいと思っている人間が、ほかの人と、どんな違ったことをしようと思っているかを知らせなければならないのだ。 バイデン氏は何よりもまず、しばらく興味を集中させていた米中関係論について、明確にすることである。 バイデン氏が上院議員になったのは、国連が、加盟国承認を台湾から取り下げて、中国に与えてから、ほんの数カ月後のことだった。 【全文を読む】.

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