適応 障害 セルフ チェック。 うつ病の症状チェックシート|うつ病こころとからだ

心が弱っているときのサイン……ストレスセルフチェック方法 [ストレスマネジメント] All About

適応 障害 セルフ チェック

こんにちは。 ユージーン です! 私は以前、 で会社を2ヶ月以上休職し、現在では克服しています。 適応障害は、自分自身ではもちろん、時には医者でも、その判断が難しい病気です。 今回は、 「もしかして私は適応障害かも?」と迷った時に、まずやってみて欲しい、 セルフチェックの方法について書いてみたいと思います。 セルフチェックの上、必要に応じて心療内科を受診するようにしてくださいね!! 合わせて読みたい なぜ人によって症状の個人差が大きいかというと、適応障害が起こるメカニズムと関係… 身体的な症状では、その他にも下痢、食欲低下、動機、痙攣、不眠など、 精神的な症状では、強い不安、気分の落ち込み、無気力などが、多いようです。 また、自暴自棄、自傷行為、暴飲暴食、危険運転、薬物使用などの 問題行動が見られる場合もあります。 しかし、 「どのような症状が出ているか」は適応障害の診断にはそれほど重要ではありません。 適応障害でなぜ症状が出るかというと、強いストレスを受け続けたことによって、自律神経のバランスが崩れるからです。 つまり、自律神経は体中の機能と深く関係しているため、どんな症状が出てくるかには、個人差があるのです。 日常生活に支障をきたすレベルの症状か? 適応障害かどうかをチェックする上では、症状の強さが重要となります。 具体的に言えば、 日常生活や仕事に支障をきたすレベルの症状であるかどうか、がチェックポイントとなります。 例えば、健常な状態でも、大事なプレゼンの前には緊張して下痢を起こす人はいますし、時には誰もが、朝起きて会社に行きたくないなぁ、と無気力になることだってありますよね。 でも、このような人は適応障害という診断には至りません。 健常な人であれば、下痢を起こしても、そのあとプレゼンを遂行することは出来るし、朝方無気力になっても、気合いを入れて通常通り会社に行くことが出来ます。 それに対して、 適応障害になってしまった人の場合は、例えば会社への出社が困難になるほどの強い症状が見られます。 私の場合は、会社に行こうとすると強い吐き気に襲われ、どう頑張っても通勤が不可能になり、欠勤せざるを得なくなりました。 また、何とか出社は出来たとしても、仕事中に嘔吐してしまったり、ミーティング中に急に頭が真っ白になりパニック状態になってしまったり。 また、会議での自分への反論に対して冷静に対処できなくなり、普段の自分なら考えられない、攻撃的な態度を取ってしまうようなこともありました。 こういった場合、 明らかに仕事に大きな支障をきたしていますから、適応障害の診断に至るレベルの症状だと言えるわけです。 ストレスに不釣り合いなレベルの症状か? 後ほどまた詳しく説明しますが、適応障害は、何らかのストレスが原因となって症状が起こります。 日常生活に支障が出るレベルであると同時に、客観的に見て、原因となっている ストレスに不釣り合いなレベルの症状であるか、というのも一つのチェック基準になります。 ひとつ例を挙げるならば、近親者の死です。 家族や親しい友人の死は、とても強い精神的ストレスになります。 激しい気分の落ち込みが続いていたとしても、それが 近親者の死別によるものであれば、その症状がストレスに不釣り合いとは判断しない(つまり、適応障害に該当しない)ケースが多いようです。 もし、同程度の症状であっても、例えば部署移動で新しい仕事に馴染めないことが原因であれば、ストレスに不釣り合いなレベルであるため、適応障害と診断しうることが考えられます。 チェック2.環境変化によるストレスが原因となっている チェック1では症状に目を向けましたが、症状だけでは、適応障害とは診断されません。 日常生活に支障が出るレベルで吐き気があっても、それは胃潰瘍や逆流性食道炎など、別の病気の可能性だってありますよね。 チェック2では、 適応障害と診断する上で重要な、原因となっているストレスについて取り上げます。 適応障害は環境変化によって起こる 適応障害というのは、環境が変化し、それによって強いストレスを受けることで起こります。 環境の変化とは、引越し、妊娠、出産、就職、転職、異動、転勤、人付き合いの変化などです。 環境が変化したことによって、新しい環境で受けるストレスにうまく 適応できず、日常生活が 障害されるのが、適応障害なのです。 適応障害では、環境の変化があってから、 3ヶ月以内に症状が出ることが、一つのチェック基準になっています。 逆に言えば、3ヶ月以上、特に何も環境変化が無いにも関わらず、症状が出ている場合には、別の病気を疑ったほうが良いかも知れません。 「五月病」という言葉がありますが、あれも大学の新入生や、新入社員が、4月から始まった新しい環境に対応できずに症状が現れたとすると、適応障害である可能性も考えられます。 原因となるストレスがはっきりとしている また、適応障害の場合、 原因となる環境変化やストレスが何であるか、はっきりとしているのも特徴の一つです。 適応障害になった本人が、 「あの環境変化から体調がおかしくなった」と自覚できているのです。 ちなみに私の場合は、明らかに会社内での異動(役職変更)が原因でした。 与えられた新しい仕事になじめず、苦しみ続けた結果、適応障害を発症してしまったのです。 チェック3.ストレスから離れれば、症状は改善する 環境変化によるストレスが原因となるのが適応障害ですが、その一方で、 原因となっているストレスから離れれば、比較的速やかに症状が改善する、という特徴があります。 私の場合は仕事のストレスが原因でしたが、症状が出始めた初期は、休日に症状が出ることはありませんでした。 また、朝方強い吐き気に襲われ出社困難となり、その日は会社を欠勤することが決まると、徐々に症状は治まっていき、午後には、 今日はなんで休んでるんだっけ?と思うほどに元気になっていたりしました。 原因となるストレスがはっきりしていて、かつそのストレスから離れれば、症状が改善するかどうか、というのが3つめのチェックポイントです。 また、物理的にストレスから離れることが出来ない状況であったとしても、そのストレスから解放されれば、確実に症状が改善の方向に向かうことが予測できるのであれば、その場合でも基準を満たすようです。 なお、診断基準上は、ストレスから離れると、「その後6か月以上症状が持続することはない」とされていますが、実際にはもっと早く改善すると思います。 症状が改善しない場合、うつ病の疑いも もし、ストレスから離れることが出来ても、激しい気分の落ち込みや無気力状態が続くなど、 症状の改善が見られない場合は、適応障害ではなく、うつ病にまで進行している可能性が高くなります。 ぜひ、一刻も早く心療内科(精神科)の受診をオススメします。 については、こちらの記事に詳しくまとめています。 合わせて読みたい 適応障害とうつ病の最大の違いは、その原因となっているストレスから離れても症状が続くのかどうか、という… チェック4.他の病気の所見が見られないこと 最後に、適応障害の診断基準の一つに、「他の病気の所見が見られないこと」というのがあります。 つまり、 他の病気の診断基準に該当する場合は、そちらの病気の診断を優先させる、ということです。 例えば、内科や脳外科などで検査をした結果、何かしらの異常が見られる場合は、適応障害ではなく、そちらの診断が優先となります。 また、心療内科や精神科でも、うつ病や他の所見が見られる場合は、適応障害とは診断されません。 もちろん、他の病気の所見が見られるのであれば、それはそれで問題ですので、きちんと治療が必要なことは言うまでもありませんが。 合わせて読みたい まともな心療内科医に出会えず、「ハズレ」の心療内科によって苦しんでいる… 最後に、適応障害になりやすい性格について、補足をしておきたいと思います。 適応障害は環境変化によって起こると説明しましたが、実際には 性格と環境の掛け算と考えると分かりやすいと思います。 世の中には、適応障害になりやすい性格の人と、なりにくい性格の人がいます。 それは、 適応障害の引き金となるのは、環境の変化だからです。 セルフチェックで、適応障害には全く当てはまらないと思った方でも、ぜひ自分が かどうかを知っておくことは重要です。 こちらの記事に、なりやすい人の性格的特徴を詳しくまとめていますのでぜひご覧ください。

次の

適応障害チェックをしよう!自分でも分かる診断基準4つ

適応 障害 セルフ チェック

適応障害(Adjustment Disorder は、こころの病気(精神疾患)の1つです。 適応障害はその名の通り「適応できない事で発症する疾患」なのですが、その疾患概念が少し分かりにくいところがあります。 そのため「適応する努力をしないで病気だというのはおかしい」「そんなのは甘えではないか」と誤解や偏見を受けやすい傾向にあります。 適応障害の患者さんは非常に多くいらっしゃいます。 適応障害について誤解が生じている現状は、多くの適応障害の患者さんを不当に扱っているという事で、これは患者さんをより苦しめ、社会的にも大きな損失となります。 ここでは適応障害という疾患について、その概念や原因、症状、診断方法や治療法などすべての情報を紹介していきます。 このページを読めば適応障害のすべてを理解できるように作りました。 このページが適応障害の誤解や偏見を減らす一助になる事を願っています。 スポンサーリンク 1.適応障害の概念。 どのような疾患なのか まず、適応障害がどのような疾患なのかを見ていきましょう。 適応障害とは、ある環境に対して「適応」することが出来ないために、そのストレスによって様々な症状(身体症状や精神症状)を来たしてしまう「障害」です。 例えば、職場の価値観と自分の価値観があまりに異なっているため、職場という環境に対して適応障害を発症する事もあります。 嫁いだ先の家庭の常識が、自分が元々育った家庭の常識とあまりに異なっているため、適応障害を発症する事もあります。 原因は様々ですが、自分の常識・価値観とその環境の常識・価値観があまりにズレていて、何とか合わせようとしても合わせられずに精神的に疲弊してしまった状態が適応障害なのです。 適応障害という病気は、その疾患概念が分かりにくいため誤解される事の多い疾患です。 実際、「職場に適応できずに適応障害を発症してしまった」と聞くと、 「誰だって仕事で合わない事があっても何とか努力して合わせているのだ。 それなのに適応できないからといって適応障害という病気として扱うのはおかしい。 そんなのは、ただの甘えではないのか」 という指摘を頂く事があります。 この指摘で言いたい事は、確かに一定の理解はできます。 全てが自分に合っている環境など世の中そうそうありません。 仕事にせよ人間関係にせよ、どんな環境であって、pある程度自分も相手側に「合わせる(適応する)」努力は当然必要です。 しかし上記のような批判をする方は、適応障害という疾患を誤解をしてます。 適応障害とは、ある環境と自分の「価値観」「常識」のズレがあまりに大きく、適応できない事で生じます。 しかし、自分で環境に合わせる努力をしていないのにすぐに「適応障害」となるわけではありません。 自分の価値観と異なる環境に対して、自分なりに価値観を合わせるための一定の努力したにも関わらず、ズレの修正が得られずに心身に強い苦痛が生じる時、適応障害という診断がなされます。 また、その価値観のズレで生じる心身の苦痛は、一般的に想定される程度よりも大きく、それにより生活に大きな支障をきたしている場合が診断の対象となります。 自分の価値観と異なる環境に身を置いた時、人はその価値観に合わせて自分を変化させようと一定の努力はするものです。 しかしその環境における価値観が自分の価値観とあまりにかけ離れている場合、適応しきれない事があります。 これが適応障害です。 例えば、 「人には親切にしなさい」 「時間は守りなさい」 「ウソをついてはいけない」 といった事を幼少期から学び、そのような価値観を大切にして生きてきたとします。 ところが、新しく入った職場が、 「人を蹴落としてでも自分の成績を上げなくてはいけない事がある」 「皆忙しく、時間に遅れてくるのは当たり前」 「自分の出世のために相手をだますような人もいる」 という価値観を持つ場所であったらどうでしょうか。 明確にこのような価値観を押し付ける職場はないかもしれませんが、暗黙の了解としてこのような価値観がある職場というのは無いとは言えません。 このような職場であっても、ある程度は「仕事のため」とその環境に合わせるように皆努力をするでしょう。 しかし次第に自分の中の価値観と現在の環境の価値観が葛藤をし始めます。 自分の中でその葛藤の折り合いがつけばいいのですが、「ここは曲げられない」「ここは譲れない」と折り合いがつかなければ心身は次第に疲弊していきます。 このような「自分の価値観とあまりにズレが大きい環境」で心身が想定よりも強く苦痛を受け、発症してしまうのが適応障害なのです。 適応障害という疾患概念について、より詳しく知りたい方はこちらの記事で説明していますのでご覧下さい。 前項で説明した通り適応障害は、「自分の価値観とその環境の価値観があまりにズレが大きい」時に生じます。 そのため、自分の価値観とズレが大きい環境であれば何でも適応障害発症の原因になります。 人生のライフイベントの中では、何度か環境が大きく変わる時があります。 特にそのような時は価値観も大きな変更を余儀なくされるため適応障害を発症しやすいと言えるでしょう。 例えば、• 引っ越し• 大切な人の死 などが挙げられます。 転校をしたり進学によって学校が変わると、学校によってそれぞれ特色が異なりますので、今までの価値観や常識ではやっていけない事があります。 以前の学校の価値観や常識が新たな学校では全く違ったりすると、なかなか適応する事ができず適応障害となってしまう事があります。 結婚も原因となりえます。 特に女性側は結婚して夫側の家庭に入るという事もあるでしょう。 自分の家庭の今までの常識・価値観と夫側の家庭の価値観・常識があまりにかけ離れている場合、適応障害が生じえます。 このようなケース以外でも、自分の価値観と環境の価値観のあまりに大きな相違があり、心身に大きな苦痛を生じる場合、適応障害発症の原因になりえます。 適応障害が発症する原因として知っておいて欲しいのが、必ずしも一般的に「悪い」と言われているような原因で生じるわけではないという事です。 一般的には良いとされるような出来事(結婚、出産、昇進など)でも生じる事があります。 良い悪いは関係なく、自分のそれまでの常識・価値観と環境があまりに異なってしまった時に生じてしまうものなのです。 3.適応障害ではどのような症状が生じるのか 適応障害ではどのような症状が生じるのでしょうか。 実は適応障害には特徴的な症状はありません。 なぜならば適応障害は症状から診断する疾患ではないからです。 あくまでも「適応できない事」に対して診断される疾患であるため、特徴的な症状というのはありません。 逆に言えば、適応障害ではどのような症状でも生じる可能性があります。 環境に適応できない事で心身に苦痛が生じるのが適応障害ですから、心身への苦痛で生じうる症状であれば、何でも適応障害の症状となる可能性があります。 あらゆる症状が生じえますが、その中でも特に頻度の多い症状としては、• 抑うつ気分(気分の落ち込み)• 素行の障害(アルコールや薬物乱用、暴言・暴力、欠勤・遅刻など)• 衝動的な行動(喧嘩や口論、リストカットなどの自傷行為など)• 身体症状(頭痛、肩こり、胃痛、動悸、発汗など) などが挙げられます。 適応障害の症状で重要な事は「どのような症状が出ているか」ではありません。 「その症状が適応できていない事で生じているのかどうか」という点です。 ある環境に適応できないストレスから症状が生じるのが適応障害です。 またそれは、その環境から離れれば比較的速やかに症状は改善していくという事でもあります。 適応障害の症状は、原因である環境が改善されれば比較的速やかに症状も改善するという特徴があり、これが他のこころの病気の症状と異なる点になります。 適応障害の症状についてはこちらの記事でより詳しく説明していますのでご覧下さい。 適応障害は世界的に認められているこころの病気(精神疾患)の1つですので、診断基準があります。 私達精神科医は基本的には、その診断基準に記載されている状態を満たすかどうかで適応障害を診断します。 世界的に使われている精神疾患の診断基準には、• アメリカ精神医学会(APA)が発刊しているDSM-5• 世界保健機構(WHO)が発刊しているICD-10 の2つがあります。 そのどちらを用いても問題ありません。 また精神疾患の場合は、診断基準に当てはまっているのかをただ機械的に見ていくだけでは不十分な診察になってしまう事も多く、精神科医は慎重に診察で所見を取り、適応障害なのかどうかを見極めていきます。 精神科医が特に重視するポイントは、「ある環境に適応できない事で今の症状が発症しているのか」という点です。 またそれ以外にも、• 適応できない事で本人に大きな苦しみが生じているのか• 適応できない事で本人の生活に支障が生じているのか と言う点も重要になります。 適応障害の診断基準や診断方法についてはこちらの記事でより詳しく説明していますのでご覧下さい。 また症状から疾患と特定する事が難しく、 「うつ病のように落ち込んでいる」 「不安障害のように不安が強くなっている」 「心身症のように身体症状が強く出ている」 と症状だけを見ると他の疾患に見えてしまう事があります。 実際、適応障害は精神科医以外の医師だと「うつ病」「不安障害」「心身症」などの他の疾患だと判断されてしまう事もあります。 自分の苦しさが適応障害からくるものなのか、それとも他のこころの病気からくるものなのかを知るためには、適応障害の診断の仕方についてある程度知っておく事が役立ちます。 もちろん疾患の診断は医師にしかできませんので、患者さんが自己診断をする事はできませんが、「適応障害の可能性が高い状態なのか」「精神科で相談した方がよい状態なのか」を判断するためのチェック方法は一般の方にもぜひ知っておいて頂きたい事です。 適応障害の診断は精神科医による診察によってなされますが、もっとも重要な事は、 「その心身の苦しみは適応できない事によって生じているのか」という点です。 それに加えて、「通常、想定される程度よりも強い症状が生じている」「その苦しみによって生活に支障が出ている」を満たす場合に適応障害の診断がなされます。 適応障害をセルフチェックする場合は、• ある環境での価値観や常識が、自分のそれと全く合わず、今後も合わせていくことが難しそうだ• ある環境によるストレスで、自分にとって「つらい」と感じる症状が出ている• ある環境によるストレスで、生活に何らかの支障が生じている という3点を満たしているかをチェックしましょう。 そしてこの3つを満たすようであれば適応障害の可能性が高いため、なるべく早めに精神科を受診する事が望まれます。 適応障害のセルフチェック方法についてより詳しく知りたい方はこちらの記事をご覧ください。 また治る病気なのでしょうか。 適応障害を治す事は難しくありません。 しかし表面的に治すのではなく、根本まで改善させていくにはある程度の時間が必要です。 適応障害は、その環境に適応できない事で心身の苦しみが生じています。 そのためその症状だけを治したいのであれば方法は簡単です。 その環境から離れればいいのです。 適応障害では、問題となる環境から離れればほとんどのケースで症状は比較的速やかに改善していきます。 しかし環境から離れれば症状は改善しますが、それだけでは表面的な治療にしかなりません。 これはただ「適応できない環境から逃げた」だけであって、「どうすれば適応できるようになるのか」に向き合っていないからです。 適応障害の根本を治療するためには、精神が安定している状態で、「どうすれば適応できるようにできるのか」を考えるところにあります。 つまり「適応力」を上げていくという事です。 しかし精神的に不安定な状態で「どうすれば適応力を上げられるのか」を考えても有意義な答えを得る事はできません。 そのため適応障害の治療は、• まずは適応できない環境から離れて心身を落ち着かせ、• 心身が安定したら、適応できない事に向き合っていく という2ステップでの治療が行われます。 1段階目では、まずは一旦適応できない環境から身を離します。 もし職場が適応できない環境なのであれば一旦休職をする事もあります。 休職しただけでは何も解決はしませんが、休職する事でまずは健常な精神状態を取り戻させる事が大切なのです。 健常な精神状態を取り戻すことで初めて、2段階目の「適応できない事」への有意義なアプローチが可能になるからです。 2段階目では、適応力を上げるための考え方を学んだり、環境調整を行ったりします。 またどうしても職場に適応できないという結論になった時は、異動や転職、退職などといった「環境を変える」という方法がとられることもあります。 なお適応障害において「お薬」は基本的には用いられません。 こころの病気というと抗うつ剤や睡眠薬のようなお薬が中心となるというイメージを持たれている方もいらっしゃるかもしれませんが、適応障害は「適応できない事」が根本であり、「落ち込んでいる」「不安が強くなっている」「眠れない」という症状は適応できない事で二次的に生じているものに過ぎないからです。 ただしお薬は適応障害の中心的な治療法にはなりえませんが、一時的にても気分を落ち着かせてあげたり、眠らせてあげる方が好ましいと判断された場合は、補助的にお薬が用いられる事もあります。 適応障害を治療・克服するための詳しい説明は、こちらの記事でお話ししていますのでご覧下さい。 適応障害の患者さんに対して周囲はどのように接すればいいのでしょうか。 適応障害の方への接し方で特別なものはありませんが、周囲の方に知っておいてほしい事はいくつかあります。 まず1つ目は、適応障害という疾患を誤解しないで下さいという事です。 「適応障害」=「適応する努力をしていない人」というイメージを持っている方はまだまだいらっしゃると感じます。 これは間違いで、「適応障害」=「適応するために自分なりに精いっぱい努力をしたんだけど、それでも適応する事ができなかった人」になります。 そのため、 「もっと耐えないとダメだよ、皆大変なのは同じなんだ」 「すぐにあきらめるようじゃダメだよ」 といった、接し方は良くありません。 「甘え」や「根性不足」でなるものではないという事は理解して下さい。 2つ目は、「人それぞれ異なった価値観がある」という事を忘れないでほしいという事です。 例えば、誰もが勤めたいような一流企業に就職したのに、適応障害を発症してしまう方もいます。 周囲はつい、「こんなに恵まれた環境なのに何が不満なんだ」「この環境に耐えられないなんておかしいよ」と言ってしまいますが、価値観というのは人それぞれで違うのです。 一般的に見たら恵まれた職場でも、その人の価値観とあまりにかけ離れた職場であれば、本人は苦しみ、適応障害を発症してしまう事はあります。 誰もが羨むようなお金持ちと結婚して、何不自由ない生活を手に入れたのに適応障害になってしまう人もいます。 「普通に考えておかしい」という方もいるかもしれませんが、価値観というのは人それぞれ異なるものなのです。 適応障害の方と接する時は、それを理解してあげて下さい。 「その考えはおかしい」という接し方は、あなたの価値観を押し付けているだけであり、患者さんを余計苦しませる事になります。 適応障害の方への接し方については、こちらの記事でより詳しく説明していますのでご覧下さい。 このように「適応障害は甘え」と言う方の多くは、適応障害という疾患概念を誤解しています。 適応障害は甘えや努力不足ではありません。 世界的にも認められているこころの病気であり、適切な治療が必要な状態です。 適応障害を甘えだと考える方は、「適応する努力もしないで、それを病気だといって逃げているのではないか」という考えがあると思いますが、それは誤解です。 適応障害とは、自分と合わない環境に対して自分なりに一定の努力を行ったにも関わらず、適応することができずに心身が疲弊してしまっている状態です。 このような状態で、「もっと一人で努力を続けろ」とさせる事は本当に意味がある事でしょうか。 心身が疲弊してしまえば正常な判断が出来なくなり、余計事態は悪化してしまうでしょう。 そうではなく、一旦心身を休息させ、専門家の力を借りながら適応できる方法を探していく方がよっぽど有意義ではないでしょうか。 適応障害を「甘え」だと考えて偏見を持つ事は、患者さんをより苦しめ、よりその環境に適応できないようにしてしまう行為になります。 また適応障害を「甘え」だとバッサリ切ってしまう職場は、自分の努力で適応できない人に対して「適応できなくても自分ひとりで努力を続けろ」というスタンスの職場という事になってしまい、これは職場のメンタルヘルスを大きく低下させます。 適応障害が甘えではない根拠については、こちらの記事で詳しくお話していますのでご覧下さい。

次の

職場・学校に行くのが憂うつ…。なじめないのは適応障害かも?

適応 障害 セルフ チェック

適応障害は原因もはっきりしているから、そんなに治療も他のうつ病みたいに入院までするような症状ではないイメージを持っていました。 適応障害の定義として症状が半年以内に治ること。 つまり半年間に生活に支障がでるほどの症状により入院をしている人は多いのです。 軽度の場合はカウンセリングで原因をはっきりさせていくことで環境調整を行います。 環境調整では間に合わずメンタル科に入院をして治療を行いますますが、どのような治療法を行うのか見てみましょう。 入院治療の経過 適応障害と入院をする時に、最初に行うことは主治医と面談をします。 どんな症状が出てるのか?その症状がいつ頃からでているのか当事者から詳しく聞きます。 面談をして適応障害と医師が判断をして治療の方針を伝えます。 例えば、不眠症の症状が見られる場合は不眠症の種類に合わせて薬が処方されます。 以上のことから適応障害の治療は主に2つ。 面談をしていつ頃から症状が起きたのかを把握する「認知行動療法」 症状によって緩和・改善させる薬を投与する「薬物療法」 当事者と同じく家族に面談をして適応障害であることの説明と、家族の理解を求めます。 原因に家族があるとすれば、入院をすることで家族と離れる環境を作るのです。 他人を気にしない生き方ができるように それ以降は症状の経過を見守りながら、当事者のストレス因子を減らしていきます。 時には当事者の要望を聞いて、ならべく要望に応えたり、飲んでいる薬が合わなければ別の薬を処方をして様子を見る。 そして面談の繰り返し。 適応障害の治療は面談しながら当事者の様子を見て、環境に適応させること。 「他人を比較しない。 自分は自分と自信を持って生きていけるように」と当事者を社会生活を送れる目的としているのです。 退院をしてからは社会生活を送れているかを見るように週1回の通院を必要とします。

次の