ハルトマン 点滴。 看護師としてハルトマン手術とは何かおさえておきたい|ハテナース

ハルトマン液「コバヤシ」の基本情報(薬効分類・副作用・添付文書など)|日経メディカル処方薬事典

ハルトマン 点滴

大腸がんは約2mの大腸(結腸・直腸・肛門)に発生する癌で、S状結腸である日本人は直腸に大腸がんが発生しやすいと言われています。 可能な限りは腫瘍の摘出後に腸の断片を吻合して自然排便が可能な状態にしていきますが、腫瘍の発生部位や進行程度、転移の有無によって人工肛門造設術の必要性の有無が判断されます。 人工肛門造設術とは、直腸癌だけでなくリンパ節転移があり、腫瘍とともに周囲のリンパ節や腸管を切除する必要がある場合に、肛門を閉鎖して肛門の代わりとなる便の出口を、腸を利用して腹部に造設する事です。 それを人工肛門と呼び、便を受け止める為の小さな袋を体に装着して排便管理をします。 腫瘍の大きさや進行程度、発生場所や肛門からどのくらいの距離の場所の腫瘍かにより手術方法は異なります。 自然肛門を温存したまま人工肛門を造設する方法をハルトマン手術といい、自然肛門を切除して人工肛門を造設する方法をマイルズ手術といいます。 肛門と直腸癌の腫瘍部分との十分な距離(主治医や施設ごとに違い、数値化されていないのが現状のようですが)はありますが、手術に伴い切断した腸管を繋ぎ合わせる事で排便機能が不十分になる可能性がある場合に、自然肛門を残存したまま人工肛門を造設するハルトマン手術が行われます。 肛門側の断片は閉鎖し、口側の断片の結腸を人工肛門造設に用います。 放射線治療や化学療法にて一定期間に腫瘍の再発が見られない場合に、切除した断片を再度肛門と吻合して、自然排便が可能になる事もあります。 人工肛門造設術の術式は腫瘍の部位や進行度などによって異なりますが、直腸切除術、直腸切断術、直腸切開術に大きく分かれており、ハルトマン手術は直腸切除術になります。 ハルトマン手術の利点• 治療によって再発が認められなければ、再度自然排便が可能となる場合がある。 S状結腸にて人工肛門を造設するので、便の性状はだいたい固形。 主には固形便の為、人工肛門管理上のトラブルが尿や水様便に比べて比較的少ない。 (排泄物が水様便や尿の人工肛門では、肌に直接排泄物が付着して肌が荒れたり、装着している袋と肌の間に排泄物が入り込んで袋が剥がれやすい等のトラブルが考えられます。 ) ハルトマン手術の欠点• 本来直腸があった骨盤内が空洞になるため、その場所の感染の可能性。 骨盤内には膀胱や前立腺が存在しており、排尿に排尿や性機能に関する神経や血管を手術にて損傷した場合、排尿機能障害や性機能障害を併発する可能。 残存した肛門側直腸の癌発生の可能性。 (マイルズ手術は肛門側の直腸を切除するので、癌の再発のリスクはなくなる) ハルトマン手術後の化学療法や放射線によって再発が見られなかった場合には、自然排便が可能となる事もあります。 しかし、一時的でも永久的でも人工肛門造設を強いられる患者様は精神的にも身体的にも苦痛も大きいです。 特に公共の場所には、オストメイト専用のトイレの設置も不十分ですし、それを使用する事にも勇気がいると思います。 公共風呂も使用を躊躇される方もおられると考えられます。 人工肛門の管理方法の指導もとても大切ですが、患者様の職業、家庭環境や家族、食習慣、サポートの有無など、生活習慣についてしっかりと情報収集を行い、個別性を踏まえた指導を入院中からしていく事が大切です。 人工肛門をどれだけ受容できているかもとても重要ですので、適宜気持ちの傾聴をしていくなど、精神的サポートもしっかり行っていきましょう。 おわりに.

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ハルトマン輸液pH8「NP」の基本情報(薬効分類・副作用・添付文書など)|日経メディカル処方薬事典

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でお話ししたように、私は学校でも輸液製剤の勉強をほとんどせず、実習先でも教えられることもなく、独学するしかありませんでした。 今回はいよいよ輸液製剤についてお話をします。 輸液製剤にはさまざまな電解質が入っています。 特にナトリウムやカリウムは電解質異常を考える上でベースとなることは、、でお話ししました。 ですので、輸液製剤を見るにあたり、はじめのうちは ナトリウム、カリウム、糖の有無について着目していくことが重要です。 輸液製剤は院内の採用によりますが、おおまかに5つにわけられます。 電解質輸液• 高カロリー輸液• 電解質補正液• 血漿増量剤 それぞれについてみていきます。 シンプルな組成であるために、薬の希釈や溶解などに使われたりもします。 また等張性輸液であるため、細胞に刺激を与えにくいため、手術の洗浄などにも使われます。 その他嘔吐における塩素イオンの補給などにも使われます 胃酸HClのため、嘔吐すると塩素イオンが失われる。 次はリンゲル液です。 リンゲル液は、リンガーさんが発見したことに由来しています。 リンガーさんは、カエルの心臓が働くには生理食塩水では不十分で、カリウムやカルシウムが必要であることがわかり、リンゲル液には ナトリウムとクロールに加えて、カリウムやカルシウムが入っています。 さらにその後、ハルトマンさんが代謝性アシドーシスの治療のために、 リンゲル液に乳酸を加えた輸液を考えました。 これが乳酸リンゲル液となります。 乳酸リンゲル液は血漿の電解質組成に近く、あらゆる場面で使われます。 乳酸のほかにも酢酸や重炭酸を加えた輸液も出ています。 次に1号〜4号液についてですが、 1号液が一番ナトリウムを含み、4号液に進むにつれてナトリウムが少なくなります。 1号液はカリウムが入っていないことが特徴です。 腎機能障害がありカリウムを投与したくない時に使われることが多いです。 2号液はナトリウムが1号液よりも少なくなり、カリウムが入っているのが大きな違いです。 現在は3号液が使われることも多く、2号液を使っている施設は少ないと聞きます。 3号液はナトリウムが2号液よりも少なくなり、カリウムが入っています。 別名、「維持液」とも呼ばれ、名前の通りこれを2000ml前後投与することで、生命維持に必要な水分、ナトリウム、カリウムが投与できます。 4号液はナトリウムが3号液よりも少なくなり、基本的にカリウムは入っていません。 カリウムが基本的には入っていないので、4号液も腎機能障害があると使われる可能性があります。 まとめると、• 基本的には栄養不良の患者が多いため、アミノ酸製剤、ビタミン、微量元素などを加えて投与します。 しかし現在はこれらが混ぜられたキット製剤が存在します。 薬剤師は高カロリーが来た時には、少なくとも警戒する必要があります。 例えば、腎不全の患者に普通の高カロリー輸液がいっていないか、は入っているか(食事はとっているのか)、ビタミンB1は高カロリー輸液用のものか、電解質やカロリー自体が多すぎないか、など色々と気を付けることがあります。 キット製剤は何の成分がどこまで入っているのかに注意しましょう。 脂肪は、1gで9kcal投与することができます。 有名な 糖:タンパク:脂肪=4:4:9 というやつですね。 カロリーの補充以外にも必須脂肪酸の投与にもなります。 また脂肪製剤は、高カロリー輸液とは異なり、 末梢静脈からも投与することができる製剤です。 基本的には輸液製剤に混ぜて使います。 これらが 単独で出たときは必ず添付文書などで静脈注射可能かを調べる癖をつけましょう。 特にカリウムは静注は禁忌です。 血管内に留まらせたいときに使われ、 手術やショックの時などに使われることが多いです。 実習生や新人は、調剤や監査をする上で、これら5つを意識しましょう。 これらを十分マスターできたら、一つ一つの製剤の違いを見ていくことで輸液製剤の知識がついていきます。 まとめ まずはナトリウム、カリウム、糖の有無を各輸液でチェックする。 その上で慣れてきたら、他の電解質や特徴などを学んでいく。 輸液製剤は5つの分類わけから始めよう 関連ページ 薬剤師や新人や実習生の人は注射や輸液のことをあまりわかっていないです。 輸液はなんらかの理由で経口不可の状態のために行い、不足している水や電解質、栄養を補充します。 輸液の投与経路は、末梢静脈、中心静脈があります。 末梢静脈であれば第一選択として腕で、次に脚が選ばれることが多いです。 中心静脈は、高カロリー輸液をいく場合などに選ばれます。 輸液ポンプ、シリンジポンプ、中心静脈カテーテル、フィルターなど様々な器材が、患者の病態や状況によって組み合わあされて薬液が投与されます。 薬剤師でも最低限のことは知る必要があります。 輸液は、生命を維持したり、不足しているものを補うために行います。 生命を維持するには、維持液がよく使われます。 不足しているものを補うには、末梢静脈栄養と中心静脈栄養があります。 末梢静脈栄養は手技がやさしく、感染のリスクが少ないのがメリットです。 しかし高いカロリーが投与できません。 中心静脈栄養は高カロリーが投与できます。 溢水はむくんでいる状態で、特に下腿にむくみがでてきます。 この基準からずれたときは、ナトリウムを考えるだけでなく、水分も考える必要があり、補正する場合も橋中心髄鞘崩壊症が起こる可能性があるため、急に補正をかけてはいけません。 カリウムは細胞内に多く存在し、神経や筋肉が働くのに必要な電解質です。 基準値は3. 輸液量は、3つの要因で成り立つ式で決まる。 維持輸液量は生命を維持するのに必要な水分量で、水分のバランスである。 補充輸液量は失った体液に近い組成のものを投与する。 安全係数は2日〜3日かけて投与することを意味する。 輸液の量を決めたら、速度を決めます。 速度は2のべき乗の法則をもとに、病態、年齢、体重をもとに医師から指示が入ります。 次に、滴数を決めます。 これには輸液セットが関わり、現在は20と60があります。 手術をする前には、禁飲食となるので、脱水を予防するために、術前や術中に輸液が必要となります。 輸液する量は、術式や手術時間、出血量、サードスペースへの移行などをもとに決められます。 配合変化は薬剤師と看護師で協力しあって防ぐことが重要となります。 薬剤師側はデータや理論上の問題を、看護師は調製や実際の投与における問題をみることが重要となります。 お互いが協力しあうことで配合変化を防げます。 血液のpHは7. 35〜7. 45に保たれています。 アシデミアやアルカレミアはこの基準値からずれている状態です。 これを主に調節しているのは、腎臓と肺です。 アシドーシス、アルカローシスは傾向と捉えてもらえればよいです。 読み取るには、まずアシデミアかアルカレミアを判断します。 それをもとにアシドーシスなのかアルカローシスなのかを考えます。 また代謝性なのか呼吸性なのかを考えましょう。 逆の反応が代償性反応としておこります。 アシドーシスやアルカローシスは、呼吸性であれば 、呼吸に原因が、代謝性であれば代謝に原因があります。 治療は、原疾患の治療がベースとなります。 代謝性アシドーシスを鑑別する方法の1つとして、アニオンギャップ(AG)がある。 アニオンギャップとは細胞外液における未知の陰イオンのことで、基準値の範囲内である正常型と、外れた増加型の2つにわけられる。 静脈炎の原因には、化学的静脈炎、機械的静脈炎、細菌性静脈炎がある。 化学的静脈炎にはpHや浸透圧が関わる。 機械的静脈炎はカテーテル先端によるものや不溶性異物がある。 細菌性静脈炎は細菌や真菌が原因となる。 原因に応じた対策をとることでリスクを下げることができる。 血管外漏出は通常の点滴で起こり、特に抗がん剤で大きな問題となります。 症状は炎症から始まり、時には壊死を起こす可能性もあります。 血管外漏出の原因や対策を把握して、防ぐことが重要になります。 緊急時の昇圧剤には、イノバン ドパミン 、ドブトレックス ドブタミン 、ノルアドレナリン、ボスミン アドレナリン などがあります。 これらは血圧を上げるイメージがありますが、それぞれ微妙に作用に違いがあります。 緊急時などで血圧が高い時には降圧薬が注射で投与されます。 ペルジピン ニカルジピン は主に高血圧緊急症で使われます。 ミリスロールは不安定狭心症や急性心不全などに主に使われ、作用が違います。 アトロピンは抗コリン作用をもち、心臓におけるムスカリンM2受容体を遮断するため、徐脈性不整脈などに使わる注射薬です。 そのほかにも迷走神経反射などにアトロピンは使われます。 頻脈や不整脈には、リスモダンP、キシロカイン、サンリズム、オノアクト、アンカロン、ワソラン、アデホス-Lコーワ、ジゴシンといった薬が使われます。 これらは病態や適応 上室性か心室性か 、腎機能や肝機能によって使い分けられます。 アレルギーやアナフィラキシーを起こした時の注射薬には、エピペン、サクシゾン、ポララミン、ネオフィリン、イノバンといった薬があります。 これらの薬を医師がアレルギーやアナフィラキシーの状況に応じて使い分けていきます。 実習先で、抗がん剤の調製をさせてくれる施設もあります。 抗がん剤は高額なものも多く、毒性は強いものが多いです。 そのため、安全かつ確実に行う必要があり、適切な作業準備が必要です。 抗がん剤を安全キャビネットに入れる前に消毒して入れましたが、調製の直前にも再度消毒が必要です。 薬剤が漏れ出ないように、かつコアリングなどしないように適切に、バイアルや輸液バックに針刺しをすることが大事です。 抗がん剤のバイアルが粉だったら、溶解液で溶かす必要があります。 バイアル内の粉を溶解して、採取するまでの基本的なシリンジ操作や針刺し事故防止などを学んでいきます。 抗がん剤の薬液量の確認は、まずエアーを抜いて、シリンジ内に満たします。 その上で目盛を確認します。 この際、どこまで抗がん剤を満たすかによって、希釈時の作業が変わるため注意が必要です。 抗がん剤調製で、希釈をしたら、いよいよ払い出しです。 払い出し直前に、間違っていないか最終確認して払い出ししましょう。 後片付けはしっかり行わないと、自分だけでなく、次に使う人が被ばくしてしまいます。

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医療用医薬品 : ハルトマン

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使用上の注意 (添付文書全文) (禁忌) 高乳酸血症の患者[症状が悪化する恐れがある]。 (慎重投与) 1.腎疾患に基づく腎不全のある患者[水分、電解質の過剰投与に陥りやすく、症状が悪化する恐れがある]。 2.心不全のある患者[循環血液量を増すことから心臓に負担をかけ、症状が悪化する恐れがある]。 3.重篤な肝障害のある患者[水分、電解質代謝異常が悪化する恐れがある]。 4.高張性脱水症の患者[本症では水分補給が必要であり、電解質を含む本剤の投与により症状が悪化する恐れがある]。 5.閉塞性尿路疾患により尿量が減少している患者[水分、電解質の過負荷となり、症状が悪化する恐れがある]。 (高齢者への投与) 一般に高齢者では生理機能が低下しているので、投与速度を緩徐にし、減量するなど注意する。 (適用上の注意) 1.開封後直ちに使用し、残液は決して使用しない。 2.調製時: 1).本剤はカルシウム塩を含有するため、クエン酸加血液と混合すると凝血を起こす恐れがあるので注意する。 2).リン酸イオン及び炭酸イオンと沈殿を生じるので、リン酸塩を含む製剤又は炭酸塩を含む製剤と配合しない。 3.投与前: 1).投与に際しては、感染に対する配慮をする(患者の皮膚や器具の消毒)。 2).寒冷期には体温程度に温めて使用する。 4.投与時:ゆっくりと静脈内に投与する。 (取扱い上の注意) 1.プラスチックバッグを包んでいる外袋の破損及び内側に液滴が認められる場合や、内容液に着色又は混濁等の異常が認められる場合は使用しない。 2.ゴム栓部のシールフィルムが万一はがれているときは使用しない。 4.通気針は不要であるが、輸液の液量が少なくなると排出速度が低下してくるので、滴下速度に十分注意する。 また、輸液の液面と静脈針との落差を保つようにして点滴静注する。 5.連結管(U字管)による連続投与は行わない(2バッグ以上の連続投与を行う場合は、Y型タイプの輸液セットを使用する)。 6.容器の液目盛りは、およその目安として使用する。 処方薬事典は医療・医薬関係者向けのコンテンツです。

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